子供の頃の
社交場と言えば“駄菓子屋”。10円握りしめてよく走っていきましたよ。だいたい駄菓子屋は“ばあさん”が店番していて・・・今からは考えられないようなデンジャラスな場所だったんですよ。

何が危ないって
衛生なんて聞いたこと無い（？）ようなところですよ。ばあさんは手も洗わずに便所からでてきて紙袋をたっぷりツバで湿らせた指でめくり素手で菓子をつまみ上げる・・・
床は土間（土ですよ）ほこりやが舞っていて、たまにはハエやアリがたかっていました。子どもはというと菓子入れのなかに手をつっこみ、ひっかきまわして手づかみで取ったり戻したり。

その菓子は
試験管ゼリー、糸引き飴、あんこ玉・・・今とは比べものにならないカラフル（？）でねぇ合成着色料たっぷりでした。そしてチクロをはじめとする合成甘味料・防腐剤もてんこ盛りでしたねぇ。舌がしびれるような甘さと鼻にツンとくる芳香、そして毒々しい色！旨かったなぁ・・・

魅惑の場所
それでもね、駄菓子屋は魅力的でした。大きな店に行けば当時だって美味しいお菓子は売ってまいましたよ。でも今のように、親に買ってもらえませんでしたから10円・20円で好きなものを買えるのは駄菓子屋だけでしたから！そして仲間とケンカしたり、当たりを分け合ったり・・・楽しい子供だけのデンジャラスな社交場だったんですねぇ

ライダースナック
当時仮面ライダースナックありまして、中に入っているカードを集めるのが流行っていました。お菓子はしょっぱいような甘いような・・・ちょっと変な味だったのですがカード集めのために、しょうがなく買っていた次第です。中には金持ちもいてカードだけ取り出して菓子を捨てちゃう奴もいて社会問題にまでなった覚えがありますよ。そんな話を聞いてビンボーだった私はちょっぴり羨ましかったりしました・・・

今もビンボー
梅雨の日照不足で野菜が高騰していて大変です。テレビを見ていたら貧乏人は値段が上がっているレタスなどの葉物を買わず、値段の安い大根・ジャガイモなどの根菜を喰え！なんて言ってましたよ。。。そりゃそうだ！だけどビンボー人もサラダが食べたいなぁ

ビンボー人！気をつけろ！
安さに目がくらみジャガイモを多めに買うと芽が出ます。昔からジャガイモの芽はよく取れよ！と言いますが、これ本当の話。グリコアルカロイドという毒性があるんだそうです。これは通常のジャガイモにも少量含まれているのだそうですが、芽や茎そして花には大量に含まれているんですよ。嘔吐や下痢、けいれん等を引き起こし場合によっては死んでしまうこともあるようです。特に緑に変色してしまったジャガイモは「もったいない」なんて絶対思わず、迷わず捨てましょう！

そんな安いジャガイモで
だから今日は値段の安い根菜でポテトサラダ。ジャガイモは毒があっても旨いなぁ！やっぱり私の持論「不健康な物は旨い」が駄菓子にもジャガイモにも当てはまるのか？
そんなポテトサラダ。今日は刻みキムチで和えました。キムチはマヨネーズによく合うんですねぇ。隠し味に砂糖を少々、これがキムチの辛みをマイルドにしてジャガイモのよく合うんですよ。

＜作り方＞
ジャガイモは皮を剥き乱切りにし塩を少々加えたヒタヒタの水で茹でる。柔らかくなったら湯を捨てバターで和える。
バターを和えたジャガイモに刻んだキムチ、マヨネーズ、すりごま、砂糖ごま油を加えよく混ぜ、粗熱を取り冷蔵庫で冷やす。
冷えたら皿に盛り糸唐辛子を飾り付け出来上がり（お好みでラー油をさすと辛口になりますよ）

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