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2006年11月30日
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カテゴリ:言語あれこれ

仕事をしていて訳語に悩む単語にintervene (intervention)があります。
医学では比較的よく出てくる単語で、
「『介入』でいいんじゃないの」と思われる方も多いと思いますが、
この単語には基本的に「間に入る(存在する)」という意味しかありません。
英和辞書に載っている「調停」「介入」「干渉」という利害や感情を含む訳語は、
この単語が文章のなかに入ってはじめて、
文脈から生じた意味を表す語にすぎません。
現に、某英和辞書には、
in the intervening weeks  その間の数週間に
という用例があります。

逆に日本語には、利害や感情を一切含まず、
つまり上の用例のように「間に入る(存在する)」という意味しかもたずに、
かつ漢字二文字で表される言葉がありません(多分)。

なので、このintervene (intervention)は、
登場するたびに文脈に応じて訳語を決めなければならない
つまり、
そこにどのような利害・感情が生じるかをその都度判断しなければならない
単語であるといえます。

専門用語も例外ではなく、
本来なら、日本語ではどういうかを個別に決めなければならなかったはずなのに、
現実にはほとんど機械的にカナ表記されているか、
または「介入」という言葉が当てられています。
日本語という言語そのものに、
この単語の訳語を決める上で何ら不備はないのに、
しかも、せっかく日本語が漢字を用いる言語でありながら、またはそうであるからこそ、
その用語の定義を知らない限り意味がさっぱりわからなかったり、
あるいは違う意味に誤解してしまったり、
ということが起こります。


つづく。



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最終更新日  2006年11月30日 21時37分03秒
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