Japanese Whiskyって何だ?/6月10日
以前から問題になっていたジャパニーズ・ウイスキーの「暗部」(海外原酒そのもの、あるいは海外原酒を混和したものを「Japanese Whisky」として販売)を、ニューヨーク・タイムズが記事にしています( → New York Timesの記事を見る)。記事中、日本のウイスキー評論の第一人者、土屋守さんは現状の問題点について、結構はっきりコメントしています。 コロナ禍の影響でジャパニーズ・ウイスキーの定義(ルール)づくりがストップしているのが、本当に残念です。今回のルール作りに失敗したら、記事の末尾にもあるように、影響は大きいでしょうね。海外のジャパニーズ・ファンは激減するでしょうし、国内の愛好家の目も厳しくなるでしょうね。 ちなみに、記事に添える写真にも取り上げられた3蒸留所(メーカー)の現時点での対応は、「 スコッチ原酒混和を認めたうえで『World Blended Whisky』または単なる『Blended Whisky』という表記に変更」「大手メーカーも大なり小なりスコッチを混和している。なんでウチだけが非難されるのか分からないと、引き続き『Japanese Whisky』という表記を残した商品も販売」など対応は様々です。 それはともかく、見出しに「ウイスキーとすら呼べない(Some aren't even whisky)」とまで言われた他のメーカーさん、そのような紛らわしい商品をスーパーなどで販売するのは、どうかお止めくださいませ。こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】