第二話「新たな仲間」

…とある並木道…
ゲンキ「…でも、これからまずどこに行く?」
スエゾー「…せやなぁ…何の手がかりもあらへんし…。」
ホリィ「う~ん…じゃあ、まずたまちゃんの農園に行くって言うのはどうかしら。…そこなら、ハムもライガーもいるはずだし…。」
スエゾー「せやな。まずはハムとライガーに言わへんとな。それから考えよか。」

…と、言う訳でたまちゃんの農園に来た一同…。
モッチ-「たまちゃ~ん!」
ゲンキ「ハム~!」
ホリィ「ライガー!」
ゴーレム「ゴー!!」
スエゾー「ハム~、ライガー、どこや~?」
…すると、むこうの木の陰から一人の女の子が現れた。
モッチー「チー。たまちゃんッチー。」
…その女の子はたまちゃんだった。
たま「…みんな、どうかしたの?」
ホリィ「それが…」
ゲンキ「それは後で話すからさ。…ハムいる?」
ホリィが話そうとするとゲンキが言った。
たま「あぁ、いるけど…。ハム~!」
たまちゃんが呼ぶと、二本足の兎が出て来た。
兎「はいは~い。何ですかな?」
たま「お客さんだよ。」
ゲンキ「ハム!」
…兎はハムだった。
ハム「皆さん。お久しぶりです。…どうかしたんですかな?」
ゲンキ「それが…」
ゲンキが話そうとすると、一人の(ショートカットで金髪の)女の人と小動物が出て来た。
女の人「たまちゃん、こっちの収穫終わったよ。」
小動物「ホッパ~。」
ゲンキ達「ニナ!ホッパー!」
ニナ「あれ?みんな…なんでここに居るの?」
ゲンキ「いや、それはこっちも聞きたいよ。」
ニナ「それはかくかくしかじかで…。」

ニナ「で、みんなは何でここに居るの?」
ゲンキ「…じつは…。」
ゲンキ達は、これまでのいきさつを全て話した。

ゲンキ「…て言う訳で、ハムとライガーの力が必要なんだ。」
ハム「…我輩はいいのですが…。」
ホリィ「が…?」
ニナ「…ライガーとギンギライガー、ここには居ないのよ。」
ゲンキ達「えぇ~~~~~~~~?!」
ゲンキ「な、何でだよ!」
ニナ「里帰りしちゃったのよ。そこに残してきた弟が心配だから…って。」
ゲンキ達「弟?」
ニナ「うん。サンダー君よ。知らないの?」
ゲンキ達は“聞いてない”という表情で固まった。

ゲンキ「…でもどうしよう…ワルモンを倒すには、ライガーの力が必要なのに…。」
ニナ「ギンギライガー達の帰っていった場所なら知ってるけど。ほら。」
ニナはそう言って地図を広げた。
ニナ「ここの、印の付いてるところよ。」
一同「へ~。」
ゲンキ「よ~し、じゃあそこ目指して出発~!!」
ニナ「ねぇ、私も付いて行っていい?」
ホリィ「えぇ、いいわよ。」
ゲンキ「よ~し。元気ガンガン、ハートバクバクで出発だ~!」
一同「お~!!」

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