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2006.01.10
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カテゴリ:pidooの妊娠記
注意:妊娠前から耳年増にはならないほうが良いと思うのです。
妊婦さんのみの閲覧をお勧めします…。


<最終月経から37週目、フランス妊娠週35週目>

今日の母親学級は、定期的な陣痛(5分間隔が1時間以上)が始まり、病院に到着、分娩台上での出来事の説明会。

色々な本で読んでいたことだが、実際に助産婦の口から聞くと本当にリアルで、良い意味にも悪い意味にもイメージトレーニングできる。

悪い意味にもと言うのはつまり、最悪の状況も想像できるということで、サプライズが嫌いな私には良いこと。
「詳細なんて知らなくて良い!」という方も、ここまでの閲覧をお勧めします…(^^ゞ
世の中、知らなくていいこともありますから…。

--------------------------------------------

さて、定期的な陣痛の間に何が起きているかというと。

陣痛、つまり子宮筋肉の運動により胎児が降りてくるわけですが、
まず母体のどの体内器官に遭遇するかというと、膀胱なんですね。
だから定間隔の陣痛が始まって小便をもようしたくなるのは良いサイン。

その後胎児は大腸に遭遇。つまり大便をもようしたくなるわけですが、
これまた良いサイン。
これが一般に、出産は大便をしたくなる感覚に似ていると言われる所以なのでしょう。

そして見事会陰から胎児の頭が見えるほどの段階で、
思いっきり息んでしまうのはタブーだと助産婦は強調します。
この時にほとんどのケースで会陰が裂けてしまうんですね。

ここで、会陰切開について。

今まで言われてきたのは、裂けてしまうよりも、カットしたほうが縫合も楽で治癒も早い、との説。

布地を想像してみてください。
うん、確かに裂けた箇所よりもハサミでカットした箇所のほうが縫いやすいし出来上がりも美しい。

でも、会陰は布じゃなく、筋肉。

最近の研究では、やはり裂けないに越したことはないが、
ハサミでカットするよりも自然に裂けたほうが治癒が早いとのこと。

これには驚き。

…出産時の会陰切開の話を聞いたのはpidooが22歳の頃、職場の看護婦さんからでした(前職は医療関係でしたので)。
それはもうショックでショックで、お陰で出産恐怖症になったほどです。
…この話を聞いていなければもっと早く妊娠していたことと断言できます!


ということで、イエール病院の方針としては、通常行われる、
胎児の頭が見え、肩が出てくる寸前での会陰切開はシステマティックに行いません。
産婦の会陰の柔らかさ、伸縮性により、イケそうであればそのまま、
「あ~、硬いな」と判断すればやむをえずカットするとのことでした。

で、ここで産婦と助産婦のコミュニケーションが問題になるわけです。
胎児の頭が見えてからは産婦も思いっきり息みたくなるのですが、
ここで助産婦さんは「まだ!!」と、経験者いわく拷問のようにストップをかけます。
これはじらしているのではなく、胎児の出てくる向きを整えて、
より会陰が伸縮しやすいように助けるためなんですね。

だから
「出産中は大変でしょうがそれでも私たちの言うことを良く聞いてください」
と説明する助産婦は強調。
そして、出産までに会陰を柔らかくする運動も奨励していました。
Ceciliaさんも参考になる日記を書いています、参照ください。

余談ながら、公立病院ではなくプライベートのクリニックだと、
「診療行為」一つ一つが料金として計算されるので、伸縮性がある、ないに関わらず、
システマティックにカットしてしまうとか。

再び思う、イエール病院にして良かった…。

その後は思いがけなく分娩室見学。

分娩ベッドも試させてくれて、本当に良いイメージトレーニングです。
イエール病院では分娩時のポジションは
*クラシックな仰向け、
*イギリス式横向き、
*ほぼしゃがんだ状態、
の3通りから選択できるそうです。

最近妊娠した知人から聞いたことですが、
この辺ではイエール病院のみが3通りものポジションを
産婦の希望と状況にあわせて選択制にしているとか。

他のクリニックではクラシックな仰向けオンリーで、
もしくは80キロ離れたマルセイユへ行くしかないとのこと。

再び思う、イエール病院、なかなかススんでるじゃん。





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Last updated  2006.01.16 03:18:04
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