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カテゴリ:映画レビュー ~あ行~
◇◆◇ 2004/05/29 に書いた日記を基に再編集しました。◇◆◇
2002年【米】Enough マイケルアプテッド 監督 『理想の結婚が地獄に変わったとき女はある決断を下す 公私ともに注目を集めるジェニファーロペスが夫の暴力と闘うヒロインを体当たりで演じたサスペンススリラー。社会的問題にもなっているドメスティックバイオレンスをテーマに、その根深さを考えさせる衝撃作だ。 平凡なウエイトレスのスリム(ロペス)はひょんなことから優しく裕福なミッチと知り合い、やがてふたりは結婚する。娘も生まれ人もうらやむような幸せな結婚生活を送っていたスリムだったが、ある時ミッチの浮気が発覚。それをきっかけにミッチは思いもしなかった正体をあらわにする。夫の愛は狂気と化し、スリムに暴力を振るい始めたのだ。度重なる暴力に耐えかねたスリムは幼い娘とともに家を出るが、富豪の夫は警察やギャングまでも操り執拗に彼女達を追い回す。逃避行の末、追いつめられたスリムはついに逃げることをやめ、愛する娘を守ろうとある決断を下す。』(wowowマガジンより) これも考えたらメチャクチャなストーリーだけど、面白い。 結婚して4年もの間、よくも夫(ビルキャンベル)の人間性(異常なほどの支配欲、暴力性)が露呈しなかったものだと不思議だし、あんなに頭の働く男なら女房の顔にキズをつけない(衣服で見えない部分を殴る)かなと思ったりもするが、 ジェニファーロペスは日本で有名になる直前に、「マネートレイン」で観て、好きになったが、彼女の演技も好きだし子役もかわいくて、感情移入できる。 そして最後の反撃、はちょっと無理があるかもとも思うけど、 めちゃめちゃスカッとする!。 ダンナに預金口座やクレジットカードを凍結されたヒロインには、ジュピターという怪しげな実父がいて、彼の気まぐれによってスリムには金の心配がなくなったわけで、結局は財力が物を言うということだ。ずるっ! スカッとはするけど、反面、実際問題お金もなく逃げまわっている女性、逃げることもできず暴力に耐えている女性に、抗うことは所詮無理だ、という現実を付きつけているようにも思えて複雑。 ERカーター君ことノアワイリーがスカした刑事役で登場。 彼はその後どうなったんだろう…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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