|
テーマ:洋楽(3316)
カテゴリ:60年代洋楽
さっぱりサラリーマンさんのブログの中のレビュー(フリーページのコーナーにあり)の中からもう一枚。
原題「Wheels Of Fire」。68年に発表された2枚組アルバムで全米1位を記録。スタジオ編とライヴ編に分かれており、発売当時の日本では1枚ずつバラ売りされていたとか。 クリームというとメンバー同士のテクニックの応酬、インプロヴィゼイションのイメージが強く、このアルバムも「Crossroads」が含まれたライヴサイドの方がよく話題になるが、僕の場合はスタジオサイドの方をよく聴いたものだ。 いわずもがなの名曲「White Room」はもちろんの事、ブレイク部分で途端に曲調もテンポも変わる凝った曲構成が印象的な「Passing The Time」、中期ビートルズを思わせる「As You Said」などに聴けるサイケなポップ性が僕にとってのクリームの魅力だ。 その中に混じって「Born Under The the Bad Sign」のような芸のないブルースロックナンバーがあったりする所も素敵だ(笑)。 また、現在ではクラプトンのネームバリューばかりが一人歩きしてしてまっているのはまあ仕方がないが、クリームの代表曲であり、ロックスタンダードの「Sunshine Of Your Love」や「White Room」を作曲し、ボーカルもとっているのはベーシストのジャック・ブルースである。またクリームのスタジオ盤でチェロやカリオペ(場合によってはアコースティックギターも)等を演奏して、色彩豊かなサウンド作りに一番貢献していたのも彼である。もちろん太い音色のリードベースも文句なしにカッコいい。 クリームというバンドでは、ジャック・ブルースはクラプトンと同等の(場合によってはそれ以上の)評価をされて然るべき人なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|