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テーマ:洋楽(3285)
カテゴリ:90年代以降の洋楽
U2にジャミロクワイ、そしてエアロと、大物のベスト盤が続くなあ… にしても、新曲もない上に「Whatever」も入っていない2枚組ベストなんか誰が買うんだよ…とか思っていたら、本国イギリスでも、わが国のオリコンでも共に1位を記録してました。 なんだかんだで強えーなオアシス。 つーコトで本日はオアシスの隠れ名曲であるこの曲を。 オアシスはいわゆるカップリング曲(=B面曲)にアタリが多い事でもファンには有名で、特に全盛期の彼らには、アルバム未収録にするにはあまりにももったいない曲がゴロゴロあった。 この「Stay Young」もそのひとつで、3rdアルバム「Be Here Now」からの先行シングル「D'You Know What I Mean?」のカップリングとして収録されていた曲である。 このシングルは、評価、セールス共に大成功を収めた2ndアルバム「(What's The Story)Morning Groly?」の後に発表された新曲だけに皆の期待も大きかった。 メディアなんかもこぞって大騒ぎしていたように思う。 僕もタワレコかなんかで「D'You Know What I Mean?」が試聴機にセットされてるのを見つけた時は、「オアシスの新曲かあ…どんなんだ?」とワクワクしながらPLAYボタンを押したものだ。 …が、地味なメロディ・ラインと起伏に欠ける演奏は「シブくてブルージー」という言い方もできるが、要するにシングルとしてはビミョーな曲で、「Roll With It」「Some Might Say」「Whatever」のようなキャッチーな曲を期待していた僕には肩透かしな印象だった。 正直ガッカリした僕だったが、せっかくだからと、2曲目に入っていた「Stay Young」も試聴してみた。 そしたらである。 弾むようなシャッフル・ビートに生き生きとした演奏、そして分かりやすくキャッチーなメロディー。 まさに僕が求めていたオアシスの曲だった。 「Stay Young」を聴いた僕は迷わず心の中でこう言った。 「こっちの方がいい曲じゃん。つーかこっちをA面にしろよ」 当時同じ事を思った人は少なくないと僕は信じる(笑 「カップリング曲の方が良かった」というだけならともかく、「カップリング曲の方がシングル向き」というのは珍しいのではなかろうか? これも「B面曲のオアシス」ならではのなせる技か? 後に発売された、オリジナル・アルバム未収録のカップリング曲を集めたCD「The Masterplan」(写真)は、この曲の他にも「Acquiesce」「Going Nowhere」「Listen Up」「Fade Away」などの名曲が満載の一枚となっており、僕の印象では、賛否が分かれた「Be Here Now」よりも評判が良かったように思う。 編集盤なので統一感には欠けるが、個々の楽曲の質の高さはかなりのものであり、ノエルのソングライターとしての才能を感じるという意味では「(What's The Story)Morning Groly?」と裏表一体のような一枚だ。 ちなみにこの「Stay Young」も先日発売されたベスト盤には未収録。 イヤなベスト盤だな… オアシスの裏名曲「Stay Young」を聴くにはここをクリック! オアシスは5年後くらいに、もっかいちゃんとしたベストを出しなさい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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