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テーマ:洋楽(3305)
カテゴリ:80年代洋楽
むほっ、懐かしい これってワシがちょうど洋楽聴き始めた頃の曲やんか。ベストヒットUSAを思い出すのう。 …って、あれからもう22年!? げげーん。ワシも歳をとるワケだ。ごほごほ。 スターシップ(宇宙船)の母体は、サンフランシスコ出身のロック・バンド、ジェファーソン・エアープレイン(飛行機)で、その活動は60年代にまで遡る。 ヒッピー/フラワー・ムーヴメントの重要グループとしても知られる人達だったが、メンバー・チェンジに伴ってジェファーソン・スターシップと名前が変わり、オリジナル・メンバーがいなくなった'85年には、スターシップというシンプルなグループ名で再スタートを切る。 この「We Built This City」は、新生スターシップの第一弾シングルであり、アルバム「Keep Deep In The Hoopla」(写真)のオープニングを飾るこのナンバーだ。 作曲を手掛けたのは、オーストラリア人プロデューサーのピーター・ウルフ(J・Geils Bandの人とは別人)、デニス・ランバートにジェレミー・スミス、そしてマーティン・ペイジ。作詞には、エルトン・ジョンの相方としても有名なバーニー・トーピンが加わっている。 コンパクトかつ計算された曲作りが光る明快なポップ・チューンで、いきなりサビのメロディを歌い上げるイントロからしてグイグイ引き込まれる。 そのシンセの音色といい、ドラムの音処理といい、典型的な80's産業ポップロックだが、思わず一緒に歌ってしまうメロディと、力強くポジティヴな演奏は何度聴いても胸が高鳴る。 ミッキー・トーマス(男性)のハイトーン・ヴォイスと、グレイス・スリック(女性)の円熟した歌声によるツイン・ヴォーカルもカッコいい。 中間部分で挿入されるDJの声とシンセ・ストリングスの音色にも泣けるなあ。 過去にこだわらない、良い意味での商業ポップス指向が功を奏してか、1985年に全米1位を記録。グループの全歴史を通じても初のNo.1ヒットとなった。 反面、古くからのファンには「商業主義に身を売った」と言われたり、どこかの雑誌では「編集者が選ぶロック史に残るワースト・ソング」に選ばれたりもした。 耳が腐ってる……というか、まあ、無印スターシップから入った世代にとってはポカーンなオハナシですね。 同アルバムからは名バラード「セーラ」も全米1位を記録。それに伴うツアーでは初来日も果たした。 「僕らがこの街を作ったんだ、ロックンロールで作ったんだ」と歌うこの曲は、その突き抜けるようなメロディと相俟って、どこまでも楽しい気持ちにさせてくれる、80年代屈指のロック・アンセムだ。「シスコはロックシティ」という邦題も素晴らしい。 「We Built This City」の楽しいビデオ・クリップはここをクリック! 80年代の空気がいっぱい詰まってるなあ(泣 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.21 00:29:54
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