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テーマ:好きな絵本教えて下さい(711)
カテゴリ:絵本
おかあさん、げんきですか。 おかあさん、げんきですか。ぼくは、げんきです。 母の日なので、てがみをかきます。 「おかあさんに、かんしゃのてがみをかきましょう」と、 先生がはりきっているから、がんばってかきます。 …おもいきって、いいたいことをかきます。 言いたいことの1. ぼくはもう4年生です。 「わかった?」と言われなくても分かっています。 僕のことは心配しないください。 言いたいことの2. 僕の部屋を勝手に掃除しないでください。 ぐちゃぐちゃにして 懐かしいものたちに囲まれていると 優しい気持ちになれるのです。 大切にしていた物を お母さんが捨てたこと、 僕はまだ恨んでいます。 いじめられた時 泣きながら書いた絵、 ごほうびにもらった青い石、 運動会で初めて勝った時のスニーカー、 お父さんがいた頃サンタに貰ったぬいぐるみ、 そして、学校をさぼって山に隠れていた時に 探しに来てくれたお母さんと 一緒に拾ったドングリ・・・ もうみんな無くなっちゃった。 もうしょうがないけどね。 僕の部屋のことは僕に任せてください。 おまけ あんまり頑張らないでください。 ハイヒールでコケたりしないでください。 カーネーション1本とお茶碗洗い券を贈ります。 ありがとう! *<(●´з`)ノ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*ヽ(´ε`●)>* ユーモアたっぷりのエピソードの中に ホロリとさせられる要素も散りばめられ、 なんとも素敵な手紙です 正直な気持ちをこんなに率直に綴ってもらえたら 嬉しいだろうなぁ~ 「恨んでいる」と言いながらもお母さんが大好きだし お母さんが受け止めてくれるって分かってるから 書けるんだよね。強ーい絆があってこそ 思い出のドングリのくだりを読むたび ウルウルしそうになる私 大人にはゴミでも、子どもにとっては宝物だったりする。 忘れてしまった子どもの頃の気持ちを 思い出させてくれると同時に、 大いに反省させられる本でもあります お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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