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カテゴリ:独り言
『ミシュランガイド東京2008』が話題になっているそうだ。
私は美味しいものはもちろん好きだが美食家ではない。よってこのガイドブックも買うつもりはない。 そもそもこの手のガイド本を信用したことは一度もない。もちろんお店探しに使うことはあるが、もっぱらおおよその値段を参考にする程度だ。 旅行先など地方で食事をする場合は「るるぶ」なんかに載っている店を頼りにすることもあるが、あまり「当り」だった例がない。いつぞや秋吉台では「河童そば」などというとんでもない代物を食べさせられたこともある。 今回のミシュランガイド東京に掲載されているのは基本的に高級店中心のようだ。縁もないのでますます興味もなくなる。 このガイドで三ツ星の付くような店は予約が殺到するらしい。その予約自体も困難になるとのこと。そもそも何ヶ月も予約待ちが必要な店に行こうという人々の気持ちがさっぱり分からない。「食」のためだけに何ヵ月も先の自分のスケジュールを確保してしまうほど暇人でもない。 年に数回はフレンチやら和食やらの“そこそこ”の高級店(超の付くところは行った事が無い)には行くが、まあ値段に見合った料理かどうかと聞かれれば「NO」と答える店が多い。高い店に1回行くよりも、安くて旨い店に数回行くほうが絶対良いに決まっている。 私が嫌いなのは、ガイドブックに載った記事を店頭に張り出している店だ。まあ高級な店ではまず無いが、ラーメン屋には良くある。そういうラーメン屋には極力足を運びたくないと思うのだが、最近では無い店を探すことのほうが難しくなって来ている気がする。 ラーメンのガイド本が出始めたころならまだそれなりに価値もあったのであろうが、今のようにラーメンのガイド本が山のように発売されている状況では、正直言って掲載されていることに何の価値も見出せない。ラーメンなんかは地元でひっそり真面目に作っている店が美味しかったりするのだ。 とかなんとか言っておきながら、ついつい読んでしまうガイド本がある。それは「B級グルメ本」の類だ。あちこちで出版されているが、これは結構参考になったりする。 安くて旨い“焼き鳥”や“ホルモン”情報なんかは結構ありがたい。「立ち呑み」のガイド本も見たことがある。これなんかは一瞬買おうかと思ったくらいだ。 こういう「B級」なグルメ本には、間違っても高級な住宅街を控えた「自由が丘」あたりの“おしゃれ”な街は出てこない。サラリーマンの聖地である「新橋」や、なぜか「赤羽」あたりが多い。 私は「新橋」には詳しくない。職場が全然違うところにあるので、仕事帰りに立ち寄るということが無いからだ。 「赤羽」は実は詳しかったりする。こちらも職場とは縁もゆかりも無いのだが、なぜか行く機会が多い。そして実際にB級グルメの名店が多いのだ。鯉とうなぎの「まるます家」なんかは超有名だ。ここは朝から開いているのが嬉しい。その他にも安くて旨い店がたくさんある。 ミシュランガイドに載っている店なんかよりも、こういう店のほうがよほど性に合っている。 酒と肴は安くて旨いに越したことはないのである。 忘年会は赤羽かな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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