朱龍哭く 弁天観音よろず始末記 西條奈加
★★★朱龍哭く2012年2月発行 講談社 298p【内容情報】(「BOOK」データベースより)お侠な小町娘のお蝶と、物腰穏やかな色白美人の沙十。人呼んで“弁天観音”美人姉妹と、次々と現れるクセ者の男たち。一本気な枡職人、ワケあり破戒坊主、無愛想な若侍、好色な若旦那。かしましくも賑やかな日々の裏、お蝶を狙う影が迫っていた…。感想 ★★★ 江戸の町与力の奥方・沙十と妹・お蝶。 この美人姉妹が わが身を襲う賊に対処しているうちに 大きな悪に関わりあうようになって、というお話。 誰が味方で誰が敵なのか、 最後の最後までわからなくて どきどきしながら読みました。 粋な人たちがたくさん出てきて素敵です。 せっかくの登場人物たちをもっと生かすために 続編が出るといいなぁ。