しあわせなミステリー 伊坂幸太郎・他
★★★伊坂幸太郎(第5回本屋大賞受賞/第21回山本周五郎賞受賞)、中山七里(第8回『このミス』大賞受賞)、柚月裕子(第7回『このミス』大賞受賞)、吉川英梨(第3回日本ラブストーリー大賞特別賞受賞)ら大人気作家が、“人の死なない”幸せなミステリーをお届けします。伊坂節全開、決して期待を裏切らない超絶人気作家の書き下ろし短篇「Bee」。ラストで想定外の巧妙な仕掛けが炸裂する中山七里の新境地「二百十日の風」、新たな高みに到達した検事・佐方シリーズ、感動の新作「心を掬う」。ドラマ化の女性秘匿捜査官・原麻希シリーズからは子供探偵・原菜月(6歳)が大活躍の「18番テーブルの幽霊」。以上四篇を収録。しあわせなミステリー2012年4月発行 宝島社 229p【内容情報】(「BOOK」データベースより)亭主関白の真逆を体現する男・兜。愛する息子も恐妻も知らない、彼の本当の職業は…殺し屋!?(「BEE」)。故郷の自然と思い出を守りたい。そんな主人公・夏美の前に現れた、不思議な男。彼の正体は…?(「二百十日の風」)。大人気、佐方検事シリーズ最新作。相次ぐ郵便事故に目を留めた佐方は、ありえない秘策で事件を解決する!?(「心を掬う」)。今回の名探偵は…著者人気シリーズ「アゲハ」から飛び出した、ハラマキ捜査官の愛娘・菜月(8歳)(「18番テーブルの幽霊」)。大人気作家オール書き下ろし、“人の死なない”ミステリー。心にしみる、とっておきのアンソロジー。【目次】(「BOOK」データベースより)BEE(伊坂幸太郎)/二百十日の風(中山七里)/心を掬う(柚月裕子)/18番テーブルの幽霊(吉川英梨)感想 ★★★ “人の死なない”ミステリーという売りだけれど、 それが「しあわせ」かどうかは微妙かなぁ。 伊坂さん、柚月さん、吉川さんの作品は 他作品とのシリーズもので、 そちらも読んでみたいという気持ちになりました。 ほぼ同じ時期に発売されたアンソロジーの 『Happy Box』(こちらも伊坂さん参加)のほうが 全体的なまとまりはよかったように思います。