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カテゴリ:各種のスポーツ
富士北麓公園競技場 どの競技にも,競争ですから,結果が伴い,勝利者と敗北者とに分けられるのが一般的な見方 でしょう。 特に,今年は8月から北京五輪が開催され,数百もの競技種目で優勝者が出ることでしょう。 陸上競技の種目は最短は,男子100mで9”80前後で決着するでしょう。(しかし,1次 予選~決勝の4本,最も長い時間を要する50km競歩で,3.40’~50’も競技をし続 けなければなりません。(しかも,5kmくらいの周回コースを何周もする。) 他の競技でも,競泳では最短は,男子の自由形では,48”を切るか切らないか。最も長く時 間がかかる,女子1500m自由形では16’前後も要してしまいます。 ですので,勝利の味は距離や時間でも大きく異なるものといえましょう。 それでは,競技をする前に勝利者は決定しているのでしょうか。 前予想で,評判の高い競技者がいますが,彼らにはプレッシャーや平常心でいられなくなる ~レースで揚ってしまい,普段の実力を出せない~ ということはないような気がします。 いわゆる,程良い緊張感を楽しんでいるかのようです。 なぜ楽しめるかというと,レースや競技の作戦などを一切考えないということのようです。 むしろ,勝利した後のインタビューをどうするのか,何をお祝いに食べたり,飲んだりしよう かというくらいだそうです。 なるほどもっともだ。なんら自分たちと違いはないのだろうと思いましょう。 あるマラソン選手は,走っている最中は何も考えていないとも。また,意外と周りの歓声は聞 こえるし,応援する人やコーチのアドバイスも耳に入るそうです。 レースは,集団で始まり,最後は残った中の選手をも振り切ってゴールします。 ゴール前でも,後続で離した選手でも,競技場内での競り合いに勝った選手でもゴールの瞬間 は同じような気持ちになるようです。 大概の選手は,両手を挙げたり.片手を挙げてガッツポーズや目を瞑って,さながら自己陶酔 に入ります。 その後,グラウンド1周して,をウィニングランで観客と一体となり,初めて今日のレースを 振り返りながら感無量になるようです。 この喜びは優勝者しか味わえませんので,自然な感情の高まりといえましょう。 しかし,短距離競争ともなると,様相は一変します。 選手の集中度は,極限に達し,決勝のレースでは8(または9)選手がそれぞれに,得意の (さぞかし,大相撲の)仕切りのパターンでいつもの動作を続けて,スタートをします。 写真判定の結果のように,何人もの選手の大接戦になればなるほど,勝利の喜びは瞬間的には 大きいものといえそうです。 場内を自分の国の選手やなじみの選手と1周し,改めて感慨にふけるのでしょう。 しかし,面白いもので,どんな大接戦でも勝利した選手は「 自分が勝利者だと意識してい る 」のが解ります。 結局,勝利の前触れを身近に感じれるし,ゴールの瞬間をイメージできているのが肌で読み取 ることができそうです。 他の競技,例えば球技(サッカー,バレーボール,テニスなど)では,自分やチームが勝利し ているのが解るし,競技時間や得点やポイントなどで勝利の瞬間がわかっています。 団体競技では,競技の責任は個人の時に比べ数倍,勝利の喜びはオーバーに言えば数十倍とも 考えられ,格別の大喜びがたっぷりと味わえそうです。 日本のチームは,8月の北京では,暑さ,大気汚染(粉塵,煤煙,黄砂,Noxなど),堅い道 路などの環境対策を摂ることが,五輪参加以前の問題として大きく取り上げられています。 その上で,各競技で全力以上の勝負強さを発揮して,健闘してもらえればとも思います。 最後に,参加する他の国の選手に,何も不都合な事故等がなく競技することができるように祈 りたいと思います。 「 やっぱり,オリンピックに参加して良かった。」とあらゆる選手が言えるような大会であ って欲しいと考えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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