スルーしておいた方がいいのか?とも思うけれど、山瀬について。
柱谷幸一(94柏) 澤田博之(95京都) 山崎真(95水戸) 望月聡(95京都) 浅野哲也(95FC東京) 佐藤慶明(95京都) 水内猛(96仙台) 菊原志郎(96V川崎) チョウ・キジェ(96神戸) 上原エドウィン(96鳥栖) 河野真一(96神戸) 高橋範夫(96仙台) 中島豪(97福岡) 荒谷弘樹(98川崎F) 岩瀬健(98大宮) 堀孝史(99平塚) 桜井直人(99V川崎) 杉山弘一(99V川崎) 佐藤太一(99大宮) 中村忠(00京都) 中谷勇介(00川崎F) 池田伸康(00川崎F) 大柴健二(01C大阪) 田畑昭宏(01市原) 盛田剛平(01C大阪) 小野伸二(01フェイエノールト) 岡野雅行(01神戸) 城定信次(02新潟,04湘南) 安藤智安(02大宮) 福永泰(02仙台) 宮沢克行(02新潟) 吉野智行(02湘南) 阿部敏之(02仙台) 石井俊也(03仙台) 河合竜二(03横浜) 池田学(03湘南) 西部洋平(03鹿島) 路木龍次(03神戸) 西村卓朗(04大宮) ウラワを離れて他のチームに移って行った選手はたくさんいる。 こうして名前を挙げてみると、活躍の度合いこそ違えど、皆、私たちにとって大切な選手だったと感じる。移籍していく選手が敵になることは決して嬉しいことではなかったけれど、新しいチームで活躍してくれることがウラワの誇りだと感じていた。 だから、あの選手はどうしているか?などと気にしていた。怪我をしたといえば、早く回復してほしいと願った。試合に出ているのか気になって、新聞に載るメンバー表を確認していた。活躍してほしかった。(浦和との試合に出てくる時だけは別だったけれど。)そして、いつか帰って来ないか?と想像した。 それぞれが移籍していく理由は「戦力外とされ新天地を求めた」「活躍の場を求めて自らチームを離れた」「より高いレベルを求めて」等々、様々だったと思う。 だけどこれまで、ウラワを裏切った、と感じた選手は一人もいなかった。皆、一人のサッカー選手として、大きな決断をせざるを得ない立場があったのだから。 昨日、山瀬がリーグ戦に復帰した。 でもやっぱり、山瀬には、活躍してほしい、がんばってほしい、という気持ちになれない。 山瀬の決断も、伸二や岡野や幾多の選手と同じように大きなものだったのだと思う。けれど、それが俺には理解できない。 山瀬の言葉はほとんど伝わって来なかったから、実は俺が知らない何かがあるのだろうと思う。でも、俺の知っている状況は、山瀬は俺たちウラワを裏切った、ということだ。 もしかしたら大きな誤解なのかも知れない。でも、今のままで俺は、山瀬の活躍を願う気持ちにはなれない。精一杯気持ちをコントロールしてみても、ただのよそのチームの一選手、という認識に留めるのが精一杯だ。 山瀬が浦和にいたという事実は消せない。けれど、あのころ俺たちが山瀬に期待し、声援を送り、祈り、感謝した…、あの気持ちは、リセットしてしまいたいと思う。