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ワタクシは、神話や聖書の物語、寓話を現した絵画が 好きです。 この「人生の踊り」は実物を見たことが無いので、いつかは、 観てみたい絵の一つです。 イギリス・ロンドンにある博物館ウォレス・コレクション。 個人コレクター、サー・リチャード・ウォーレス氏のコレクションを、 未亡人が亡くなった後、国立博物館として自宅をそのまま使用している。 1900年開館。入場無料。 ルイ十三世の宮廷主席画家、フランス古典主義を代表する、 ニコラ・プッサン この絵については、これまでも多くの美術史家たちが解釈をめぐって 意見を戦わせていて、現代も まだ定説はありません。 それだけに、自分で あれこれ想像できて面白い! まず、空駆ける馬、黄金の馬車に乗っている男性は、 「太陽神アポロン」に違いない。 馬を先導しながら 金の粉をふりまき闇を追い払う「暁の女神」 明け方の戸外で、輪になって踊る4人の男女、 左の石像には、双面の神ヤヌスが彫られている、老いた顔は過去、 若い顔は未来を象徴している。 その下の天使の吹くシャボン玉は、命のはかなさの揶揄。 右端で、楽器を演奏しているのは、「時の老爺」 通常、彼が持つはずの砂時計は、かたわらの天使の手にある。 こうして、いくつもの「時」に囲まれて踊る4人は、 人生の「時」ないしは「運命」を現していると思われる。 美しい横顔を見せて踊る中央の女性に注目! 髪には当時貴重な天然の真珠を飾り、黄金のサンダルを履き なんと、スカートも黄金色「富」の寓意像だ。 その横で、簡素な頭巾と衣服で、裸足の憂鬱な表情の女性、 「貧困」だ! 彼女は、必死に手を伸ばして「富」とつながろうとしているが、 「富」の方は、微妙な触れかたしかしていない。 頑張れ 貧困! そして、「富」の手をしっかり手を掴んでいる女性は、 魅惑的な眼差しをこちらに向け ヴィーナスの物である薔薇を 花冠にしている「享楽」の寓意と見られている。 その隣の勝利のしるしの月桂冠をかぶった裸足の男性は、 「勤勉」の寓意で、視線は「富」に向けている。 だが、その「勤勉」の手は、「貧困」の手を高々と握っている! もう一度言おう、頑張れ「貧困」! で、ワタクシ、以前泥棒に入られて お気に入りの真珠のネックレスを盗まれてしまいました。 なんだか、「富」の象徴を失って寂しかったので、 (昔は養殖真珠が無かったので非常に高価だった) 冠婚葬祭にも必需品よね~と理由つけして、 真珠のネックレス、買っちゃいました。 うふっ ごきげんよう (〃^∇^) 「勤勉」な人は、ポチッと そうでない人もポチッとヨロシク♪ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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