フェノール誘導品、フォトレジスト材料等の本州化学工業(4115:東2)を買いました。ここは前期の業績は悪かったのですが今期はV字回復を予想していまして、2Qは売上高こそ微増に留まりましたが、営業利益が96.6%増、純利益に至っては145.9%増となっています。
円安による輸出の採算向上や前期の三井化学の工場爆発の影響による営業停滞の反動などが要因としては大きくなります。子会社を含め全社的に採算が向上しており、ドイツ子会社による製造設備の増強の影響が来期より出てくるので中長期的な成長も期待できると思います。
2Q地点のBPSは1116.4円、今期予想EPSは65.33円となりますが、2Qまでの進捗率を見ると十分達成できる水準になります。株価は605円となっているのでPBR0.54倍、PER9.26倍の水準となり割高感はありません。配当はここ数年は16円の安定配当を実施しており、配当利回りで2.64%と然程高くはないですし、株主優待も実施していないことから株主数も1285名に留まっています。(まあ、1000株単位で1単位60万円以上必要なのもありますけどね(^_^;))
ここは中期経営計画も発表していまして、2015年の経営目標として売上高250億円、経常利益で35億円となっています。特別損益が無いものとして推測した純利益は20億円程度、そうなるとEPSは174円と高水準になります。ただ、足元の業績を見る限りこれはかなり高いハードルとなり、現実的には達成はかなり難しいと思います。ここから巡航速度で成長していったとして経常利益で25億円、純利益で15億円、EPS130.6円程度が良い線ではないでしょうか?と言っても、この水準になれば現在の株価だと4.63倍となり割安度が顕著になってきます。まだ先の数字ですし机上の理論の部分が大きいですが、成長を期待して保有したいと思います^^
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