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昨日ノジマ(7419:JQ)が第3四半期決算を発表しました。
今回の3Qの内容で一番大切なことは2Qまでの絶好調を維持できるか否かに尽きると思います。結果は私が期待していたラインを上回ってきており、個人的には内容的に申し分ないと思います。 3Q累計では売上高こそ対前年比3.3%増に留まっていますが、経常利益は167.4%増、純利益では175.9%増となっています。前期の3Q単体での経常利益は1191百万円であり、私は今期の経常利益は1800百万円ラインを超えてくるかどうかを目安にしていました。でも結果は1924百万円と1億円強上回ってきており予想+αの結果となり満足しています。 4Qは消費税増税前の駆け込み需要があり、通期予想を上回ってくるのはほぼ確実であり、EPSも200円前後になるのではないかと思います。また、来期の業績は消費税増税の反動で一時的な落ち込みは予想されますが新規出店もありますし、今期買収したケンウッド・ジオピットの収益がフルに貢献してくる(のれん代の償却があるので利益面の貢献は少ないかもしれませんが・・・)、また、総投資額約60億円の横須賀平成町プロジェクト(ディベロッパー事業)が軌道に乗ってくれば収益に大きく貢献すると思います。 以前の日記でも書いたように、ノジマは他の大手家電量販店からすれば今まで見劣りする部分もかなりあり、株価が同業他社よりも割安に放置されているのも当然の結果の部分もありました。ただここ数年は大手家電量販店の中では成長率ナンバー1を維持しており今期の収益も大きく拡大しているのでノジマに対する評価も上向いてくるのではないかと思います。 また現在はJQに上場していますが売上高が2000億円を超える企業であり、先日公募増資を行っており流通株も増加していることから近いうちに東証2部又は1部への昇格も十分考えられると思います。やはり大手家電量販店が東証1部に上場しているのを考えるとノジマがJQ上場なのも他の投資家からすれば見劣りする面でもあります。ただ、この業界の中では企業規模がそれほど大きくないのも今後の成長が期待できる面もありますので、マイナス面ばかりではないと思います。 現在の株価水準でも配当利回りで3%を超えておりPBRは0.61倍、PERに至っては4.38倍に過ぎません。おそらくEPSが更に上になると思いますから、PERは4倍を切ってくるかもしれない水準だと思っています。 4月からの消費税増税の影響もあり市場が警戒している面もあるかと思いますが、全上場企業からしても割安度はトップクラスの銘柄でありその水準がちょっと訂正されるだけでも十分な上昇が見込めると思っています。まあ、市場が悪くなってここから下げたとしても700円台はキープするでしょうし下値不安も少ないですし、こういうローリスク・ミドルリターンのような銘柄って私好みです^^ また、ノジマの数倍投資しているG-7ホールディングス(7508:東1)も昨日3Qを発表しました。2Q累計では増収減益となっていましたが3Qでは利益のマイナス幅が減少して純利益に至っては増益へ転換してきました。冬場の天候によって収益が左右されますので4Qの動向で予想をクリアー出来るかどうかと言ったところですが、先日の大雪では首都圏でゴムチェーンが通常の10倍以上売れていると言った新聞記事もあり予想クリアーが難しくても近い数字は出せるのではないかと思います。ここも消費税増税前の駆け込み需要がありますのでそれも考慮すれば結構良い水準まで行くのではないかと思います。また業務スーパーは低価格帯がメインですから、消費税増税後でも食品や日用必需品はそれほど落ち込まないでしょうし、却って新規の顧客が増加する可能性もあると思います。 ノジマもG-7も割安な水準で推移している銘柄なので今後数年間で大きく上昇するのを期待しています(*^_^*) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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