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乳幼児向け知育玩具の企画開発でバンダイナムコ系列のピープル(7865:JQ)を買いました。ただバンダイナムコHDの持分法適用会社になってはいますが経営自体は独立している会社ですね^^
数年前に短期間だけ保有していた時期がありましたが当時は資金力も乏しかったし上昇余力に乏しく思えたことからほぼ買値で売却して他の銘柄に乗り換えた経緯があります。高成長は期待できない銘柄ですが素晴らしい経営をしており、JQ上場で時価総額25億円程度の小さな会社ですが他の企業がお手本にすべき部分がたくさんある会社です。以前売却した時もいずれ資金的な余裕が出来たら買いたいと思っていました(*^_^*) ピープルは高付加価値品を重視した製品を開発・販売しており、店頭で価格を見るとほとんど値引きされておらず価格帯も高い商品が多いです。知育玩具では消費者からの信頼も厚く、私もプレミアム性の高いブランドだと思っています。また製造については外部へ委託しており開発・販売をしているのでピープル自体としてはファブレス経営をしている感じですね。 指標的にはBPS428円、前期EPS27.8円に対して株価574円なのでPBR1.34倍、PER20.64倍と私の投資基準は逸脱していますね(笑)また、今後数年内のPBR1倍以下&PER10倍以下を達成できる銘柄ではないので本来なら投資する水準にはありません。 配当は前期実績で23~27円で予想しており、株主優待は無いことから配当利回りは4.0%~4.7%となります。利益のほぼ全額を配当に回しているので利益水準が低くても配当利回りは高くなります。 でも今回買ったのは純粋に「応援したい会社だから」です。 ピープルの基本理念は http://www.people-kk.co.jp/jobs/rinen.html に掲載されていますが実際にこれに沿った経営が行われておりこの規模の会社でこういう理念を持って経営をされているのは私の知りうる限りここしか無いです。 また、ピープルは月次業績動向を公表しています。月次売上高や前年同月対比は小売業を始め公表されている企業も多数ありますが、ピープルは月別の営業利益・経常利益・税引前利益まで公表しています。こんなに月次で詳しく公表している会社も全上場企業を見渡してもここくらいしかないのではないでしょうか?その反面、決算発表時に翌期の予想を出す会社が多いですがピープルは翌期の通期の業績予想は出していません。玩具市場の特性で年末に収益が集中するため業績が読みにくいのもあるので安易な予想を出せないのも致し方ないと思います。ただ、翌四半期の業績予測は出しており、本当に小幅ですが前年同期比で減収増益となります。 また、決算短信8ページの基本方針中に株主資本の蓄積や配当政策、取締役報酬について書かれていますが、とても丁寧に述べられており投資家に理解しやすい内容になっています。更に11ページには役員別の報酬額が掲載されています。報酬総額が1億円を超える場合には個人別の開示が義務化されていますが、それ以下で開示している企業は極稀になりますし、ほとんど皆無と言っても良いでしょう。でもピープルは昔からの方針で個人別の役員報酬を開示しています。 代表執行役で各2000万円、執行役で1300万円なのでこの規模の会社で考えればちょっと安いくらいかと思います。1株利益が50円に達しなかったので業績連動部分が「ゼロ」になった結果ですが、いずれは会社を成長させて業績連動部分がたくさん得られるように頑張ってほしいと思います(*^_^*) ここは高成長が期待できる銘柄ではないし、過去の株価推移からは安い位置になりますが指標的には割安と言える水準にもないかもしれません。でもこういう会社に頑張ってほしいので応援の意味を込めて投資させていただきました。ここも長い目で見て成長していってほしいです(^_^)v お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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