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テーマ:ドラマ『坂の上の雲』(74)
カテゴリ:特別大河『坂の上の雲』
明治37年2月5日、東郷平八郎の元に封密命令が届けられた。
御前会議の結果は開戦と決まった。 連合艦隊参謀長・島村速雄から読み上げられる戦術。 東郷からの勇戦奮闘の盃。「いざ!」。 広瀬は戦艦朝日の水雷長。 広瀬と秋山の束の間の再会。 わしに役目を与えてくれるのが参謀次官の真之の仕事だと。 目指すものは全員生還という真之。 全員生還出来る作戦などありえんきと死ぬ気の広瀬。 連合艦隊は佐世保港から出撃した。見送る季子。 ロシアの軍艦は情報通り外港に停泊した。 真之を軸に旅順港の対ロシア艦隊戦の作戦が寝られる。 ニコライ二世は怒っている。 でもニコライの恩情は極東提督で止まっている。。 でも日本が国交断絶通告を突きつけてきた以上御前会議を開かねばならんと。 ニコライ二世は御前会議を招集したのは、それから2日後だった。 極東総督アレクセーエフにも伝えられた。 日本居留民は去った。 総督は自ら開戦のきっかけを作りながら、 日本側の宣戦布告を認めようとしない。 連合艦隊が旅順沖に到着した。 駆逐隊が艦隊から離れ襲撃準備。 月が沈み奇襲攻撃にはもってこいの舞台は整う。 真之は「ちょっとゴロ寝してきます」と奥に引っ込み、 更に戦略を練っていた。 広瀬はアリアズナからの手紙を読み返す。 その世、旅順は平穏だった。 しかもマリア祭。ロシアの宗教上の夜宴。 しかし、不自然さに気付いているものも。。 ロシア兵達は緩みきっている。 ロシアの軍艦が見たものは。。 日本連合艦隊による奇襲作戦の。 極東総督は異常に気付きながらも見過ごす。 砲撃と魚雷攻撃。奇襲攻撃は成功した。 しかし水雷部隊も極めて不手際だった。 恵まれた状況の割には貧しい戦果だった。 その後、旅順艦隊は港に引きこもる消極作戦に出た。 9日夜が明けるとロシア皇帝も宣戦布告を発した。 ロシアは日本側の奇襲への防衛戦争を主張したが、 国際支持は得られなかった。当時宣戦布告は絶対ではなかった。 日本公使もロシアを離れた。 日本国内では号外を持って開戦が伝えられた。 世論は大国相手に善戦する日本軍に対する祝賀ムードだった。 律は真之を心配して、秋山家に駆けつける。 季子が出てくる。季子の父・真履が来ていた。 季子は気丈に振る舞っていた。 愛する者が戦争に行く。その苦しみ。 律は季子の用心棒を引き受けると。(笑) 好古46歳。千葉県習志野の騎兵旅団長。少将。 出征を控え準備をしていた。 弟・真之に訓戒を与える手紙を。 参謀の心得。潤滑油。功名心を持ってはならぬと。 連合艦隊の作戦会議。 バルティック艦隊と旅順艦隊が連携したら勝ち目はない。 その前に旅順艦隊を殲滅しなければ。 そこで有馬が閉塞作戦を提案する。 真之は乗組員の生還率の低さから反対する。 仰山の死を頼んでの作戦なら参謀は必要ないと真之。 自らが指揮を執るから是非と有馬。 東郷は作戦を受け入れる。兵をいたずらに死なせるわけにはいかん。 有馬は実施部隊の隊長に広瀬を推す。 自らの命を顧みない男。。 真之は、その中で最善を尽くすために作戦を練る。 決死の作戦に志願する兵の多さ。 血書を認める者までいる。 有馬は兵を奮い立たせる作戦ほど良い作戦だと。 真之は兵を生きて返してこその作戦だと。 広瀬と真之。 広瀬はロシア語でロシアの人々への自らの名乗りを、 自らの艦に掲げた。友人への手紙。第二の故郷の友人への。 第一次閉塞。結果としては上手くいかなかった。 広瀬も足を負傷して帰ってきた。 次は失敗せん! と広瀬。 真之は迷っていた。夜間出撃を主張した自分が誤っていたのではと。 しかし広瀬は今度も夜間出撃で行こうと決意した。 今度はロシアも万全の対策をしてくる。 こちらも何か新しい作戦を考えねば。 広瀬の手紙は友に届いた。 新しく旅順艦隊の司令についたマカロフ中将。 理論派でロシア軍の主力。旅順艦隊の士気は上がった。 マカロフの開かれた作戦会議。 第二次閉塞作戦。4艦。指揮官は同じ。 今度は船橋に相手に手紙を書かせる広瀬。 これが成功すれば。。 秋山と広瀬。もう一度したいな。餅食い競争。 そして、もうひとつ頼み。アリアズナへの手紙。真之に託す。 広瀬の死への決意。 3月26日朝、閉塞作戦の4隻は本拠地を出発した。 福井丸。広瀬が船員の士気を上げる。 千代丸の有馬。敵に見つかり砲撃を受ける。 驀進する千代丸。 福井丸奮戦。しかし激しい砲撃を受ける。 碇を入れ、港を塞がんとした時、魚雷を受ける。 総員退却の命令を出す広瀬。 短艇に皆を乗せる。番号確認。 1人いない。その1人を探して艦内走り回る。 広瀬の心に深く突き刺さっている、 全ての兵員が生きて帰れない作戦は立てないという言葉。 1人も死なせないという思いが広瀬に舵手つの時を逃させた。 広瀬は意を決して脱出用の短艇に乗り移った。 砲弾の雨の中、オールを漕がせる。 1人の乗組員が撃たれ絶命。 それに取り乱す乗組員たちを、 落ち着かせ、またオールを漕がせる広瀬。 ソーレ、ソーレと。 その広瀬に当たる敵のスポットライト。 蘇るアリアズナの言葉。 兵員が顔に血しぶきを浴びた。 いたはずの広瀬はいない。 少佐がやられました! 少佐ー!! 4名の戦死者の報告をする有馬。 責任は指揮した有馬にあると。 作戦を立てた自分にも責任がといおうとした真之を、 有馬は制する。 ちょっと、ゴロ寝してきます。 真之の心の中の広瀬。 ロシアの新聞は広瀬の死の詳細を報じた。 旅順沖で発見された日本人将校の遺体。 旅順で手厚く葬られた広瀬武夫。 真之が預かった手紙は中立国を経てアリアズナに届いた。 アリアズナはロシア少将の娘ながら喪に服した。 停滞している艦隊戦。 陸軍による要塞の破壊。 近代。日本人は血で購うことになる。 スペシャルドラマ 『坂の上の雲』 第2部 第9回 「広瀬、死す」
明治という時代と現代は、明らかに違う。 同じ方法論は通用しない。 だが人が厳しさに耐える術は似ている? 戦争は何も生まない。 技術の発展は生むかもしれないが、 技術の発展が幸福につながらないなら。。 広瀬武夫。享年36。 死の即日中佐へ昇進し、昭和に入り「軍神」として祀られる。 次回は、来年の第3部、第10回「旅順総攻撃」 控えめな選挙速報。 地震速報なら仕方ないといいたげなNHK。 普段よりもしつこく流す。 楽天広場テーマ『江~姫たちの戦国』 楽天広場テーマ『坂の上の雲』 楽天広場テーマ『龍馬伝』 →人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.12.26 21:03:12
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