かつて通った街
これって過去に書いた話だと思うのですが、いつ書いたのか思い出せないので、一から書かせていただきます。その昔、たぬ吉くんというハネモノがありました。ご存じない方が多いと思いますが、たぬ吉くんというからには京楽さんの機種です。今でこそ、プレミアでも引かない限り、なかなか出会えないたぬ吉くんですが、当時は中央のヤクモノの人形がたぬ吉くんだったので、ずっと見られる(笑)。少し脱線しますが、その後、たぬ吉くんが主人公のデジパチもあって、こちらも随分と打ちました。かすかな記憶だとたぬ吉くんが宇宙船に乗るようなお話だったはずですが、今はハネモノ版以上にレアな機種となっています そのたぬ吉くんを打ち込んでいたのは90年代前半のお話ですから、もう25年ぐらい前の話となります。当時、月に最低でも2回は訪れていた街で、ちょっと時間があり、フラリ駅前のホールに入りました。ガラガラだったことだけを覚えています。1時間もなかったので、今なら絶対パチンコなんてできないのですが、そのころのパチンコは「時間つぶし」も可能な遊びで、全国の駅前ホールなんて、むしろそんな客だらけでした そのフラリ入店したホールで目についたのがたぬ吉くん。データランプなんてない時代ですから参考データはありません。というか、元々勝つつもりなんて、あまりないというのが実情です 打ち出すと、すぐ玉がチャッカーに入って羽根が開き、なんとその1回目でVゾーンにポトリ。これはうれしかったなぁ。正確には覚えていないのですが、玉なんて500円単位で買っていなかった気がします。とにもかくにも何Rで当たろうと時間つぶしに貢献できたことは間違いない が、表示ランプを見ると ギャアア!!( ;゚ロ゚)/ 「V」が点灯しとる! 腰が抜けそうになりました このちぬ吉くん、羽根物でありながら限りなく一発台のようなものだったのです。確率は忘れましたが、1Rから15Rまで何種類かの当たりがあり、15Rだけが飛び抜けて出玉が多く(私の記憶では15Rの下は6Rとか7Rだった)、しかも一度15Rを引くと、その後の当たり3回がすべて15Rになるという、羽根物とは思えないスペックを搭載していました。ただし15Rを引く確率は極めて薄く、玉をモミモミさせながら、15Rを引くのを待つというのが実態でした ただ欠点はあって、まず次の15R当たりが約束されていても15R完走しないと権利が消滅してしまうこと、さらにはとにかくVゾーンに入れない限りは15R当たりが来ないこと(4連確定とは知らず、止める人も多くいました)、そして多くの人が頭に来たに違いないのが、当時は4000発打ち止めというお店が多く、大当たりラウンドを消化いる間に店員さんに「ハイ、打つのを止めてください」と強制停止されてしまうこと。今、思いつくのはその3点です もっとも、この時の「一発ツモ」については、1番目と3番目については大きな問題はありません。時間もない上、カネもほとんど入れていないので権利消滅しても惜しくない。元より15Rなんて引くと思っていないのですから、完走できなくても、最後まで打たせてもらえなくてもよろしい。問題は2番目です。Vゾーンに玉が入らないことにはどうにもならないのですよ。でもって案の定、全く入らん(泣)。イライラすると余計入らんよね。鳴けども拾えどもダメ。潜伏確変を引いた途端にヘソに入らなくなるのと同じ理屈です まぁ、でも何とか打ち止めにして大慌てで撤退。仕事ですか?もちろん大遅刻しましたよ(笑) 仲間が先に来ていてくれたおかげで助かりました 随分とパチの思い出話が長くなりましたが、昨日の続きです まずは福知山駅。こちらで壮観なのは京都、大阪方面に行く(来る場合も同じです)特急が同時刻にホームに来て乗り換えできるようになっていること。利用者にとっては乗り換えのムダな時間がなくなるので有益なシステムです もっとも私は、この特急が出るのを待って次の普通に乗ります。山陰線を戻る形になるわけですが、この電車は綾部までは山陰線を走るものの、綾部から分岐して舞鶴に向かいます。要は福知山~綾部間は2路線が走っているということ。とはいえ、綾部から4駅目が西舞鶴、そのお隣が東舞鶴ですので、それほど時間はかかりません 舞鶴って行ったことのない町で、本当は降りて探索してみたかった。そもそも西舞鶴と東舞鶴のどちらが中心駅か分からないので、それを確認したかったのですが、残念ながら本日、その余裕はありません。短時間で乗り換えなければなりません 待っていたのは125系。JR西日本の車両ですが、なかなか乗れそうで乗れない。基本的に舞鶴から敦賀の間と加古川線でしか見られないからです。今回のハイライトはここにあります。福知山から東舞鶴までが4両編成で、こちらが2両編成なので、舞鶴線の乗客の多さからすると大変混み合うかな、と危惧していましたが、ほとんどが東舞鶴までだったようで、余裕で座れました。こちらからは小浜線となります 日本海沿いの景色がいい。10月中旬のことなので海も穏やかです。今は随分と違うのでしょうね。そして 小浜に到着です。ここで次の電車まで1時間ちょっとを利用して遅めの昼食とします。こういう旅の楽しみは明るいうちからバンバンお酒を飲めること。車だとそうはいかないですからね 杉田玄白は小浜藩のお医者さんということで杉田玄白記念病院があり、銅像が建てられていました 歩いていると汗ばんでくる季節だったので、お店に入ってビールをグイッ。お腹も満たされ、かなり満足して駅に戻りました 小浜から再び小浜線に乗り 敦賀に到着。工事をしながら北陸新幹線がやって来るのを待ち構えています。10年前、交流から直流になったことで、新快速が大阪方面から直接乗り入れるようになり、特急に乗らなくても便利に来られるようになりました。もっとも私が着いたのは夕方5時で、日曜日のこの時間は便利に行ける新快速はないようです。京都までは途中乗り換えでゆっくりと湖西線普通の旅をしよう ラッキーなことに、私のふだんの行動圏では乗れない交直両用の車両に乗ることができました。2時間かけて京都までたどり着き、後は自宅を目指しました(乗り換えは京都ではなく同ホームで便利でしかも座れる確率が高い山科で行いました) 敦賀駅を訪れるのは16年ぶり。その時は真冬で雪の中、目的地に着きました。さらにそこから7~8年前は本当によく来ました。目的地が街はずれで、いつも駅前からタクシーで行っていましたが、その近所にある居酒屋さんのお魚が本当に美味しくて一時は常連さんでした 冒頭に書いた、たぬ吉くんのホールは敦賀駅前です。30分ほど時間があったので、今どうなっているんだろうとお店があった方向に歩いてみましたが見当たりませんでした。ついでに言うと、前述の居酒屋さんも既にないらしい。昔の思い出が残る場所がなくなっているのって寂しいよね