たまには立ち寄りも
日光まで出かけてもJRと東武を乗り換えるだけ、というほど観光には全く興味がない私ですが、せっかく松代まで行ったのです。友人の車という足もあるため、ここは足を伸ばしてみましょう 松代大本営跡です。戦争末期に皇居、大本営をそっくり移動させようとして工事が進められた地下壕です 工事の最中に終戦を迎えましたが、その後は地震観測所として利用されるだけで知人によると、ずっと立ち入り禁止とされたまま放置されていて、一部が一般公開されるようになったのは平成になってからだそうです さて翌日は長野駅へ行き、ダッシュで地下へ 長野電鉄の改札口は地下にあります 始発の長野駅ももちろん地下ホーム 地方鉄道のターミナルが地下というのって極めて珍しい。地方鉄道の定義が難しいですが、おそらくここが唯一ではないでしょうか とにかくしなの鉄道からの乗り換え時間が少なかったので乗り込むと即、出発という感じでした 前回松代駅で紹介した路線など、かつては複数の路線があったのですが、平成になってバタバタと廃線となり、現在残るのはこの長野線1路線のみ。運行は普通と有料の特急で行われており、普通に飛び乗ったのも特急が有料だからです ということで、約30分後、乗車した電車の終点である 須坂で下車しました。須坂は運行上、核となる駅で長野を出ると半分ぐらいの電車が須坂止まりです。ここから松代を経て屋代に向かう屋代線も出ていたため大きな駅です 駅前で缶コーヒーを飲みながら、一休みしてホームに戻ると 特急がやって来ました。ここから先は本数がグッと減るため特急に乗ります。先ほど有料と書きましたが、何のことないオール自由席で特急料金は一律100円です そしてご覧になればお分かりの通り、特急の車両は小田急ロマンスカーです。途中駅で先頭を確保するのは困難なようですが 前方はこんな感じで、なかなか見晴らしがよろしい ちなみに左にチラリと見えるのは小布施駅の鉄道広場で古い車両が展示されています。中にも入れるそうなので本当は行きたかったのですが、時間の関係で通過となりました そして特急に乗ること約30分、終点の 湯田中駅に到着です 私の大好物である終点感がいいよね さて長野電鉄の特急車両は2種類あります。ひとつは今回の小田急ロマンスカー、そしてもうひとつが成田エクスプレス車両が払い下げられています。本来は行きと帰りでそれぞれ乗車したかったのですが、時刻表を見ると(駅の時刻表を見れば特急車両の種別が分かるようになっている)、成田エクスプレスを待っていては、ここで大いに時間を浪費してしまうことになる。途中の車庫から眺めるだけでがまんして長野に戻りました