株式市況　 投資情報センター

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昨日の株式市況と本日の投資情報戦略
5日の日経平均株価は前日比80円高の18,053円、TOPIXは前日比3ポイント高の1,776ポイント。東証１部の売買代金は概算で2兆8,143億円、売買高は22億9,979万株。騰落銘柄数は、値上がり907銘柄、値下がり693銘柄、変わらず130銘柄。NY市場は、前日比80ドル安の13,595ドルで取引を終えています。為替相場は121円30銭近辺で推移しています。

昨日のNY市場は、バーナンキFRB議長がインフレリスクについて触れたことや、非製造業景気指数が市場予想を大幅に上回ったため、長期金利が上昇しNYダウは反落しました。ここ最近の上げで高値警戒感が浮上していたことで、利食い売りの出やすい状況も手伝っています。また、S&P500、ナスダックも反落となっています。CMEは17,970円（前日大証終値比80円安）となっています。そのため、本日の東京市場は売り先行で始まりそうです。しかし、直近の好環境もあり、押し目では買い意欲も高まると考えられるため、下値も限定的になると思われます。

5日の東京市場は、NY株高の流れを引き継ぎ上昇。途中弱含む場面もありましたがや円安進行を受けて買い先行で始まりましたが、中国市場が8.3％下落したことで伸び悩み、小幅高で取引を終えています。個別では、国際石油開発帝石HD（1605）や新日本石油（5001）が高値を更新するなど、原油価格の上昇を背景に石油関連株が上昇しました。一方で、直近上昇率の高かった新和海運（9110）や商船三井（9104）などの海運株は利食いに押されました。また、住友金属工業（5405）や新日鉄（5401）などの鉄鋼株も利食い売りに押されています。　

5日の新興市場は、JASDAQ指数は続落となりましたが、ヘラクレス・マザーズ指数は上昇しました。個別では、インデックスHD（4835）やACCESS(4813)、 アセット・マネージャーズ（2337）など主力株の一角が買われましたが、全体としては高安まちまちで方向感に欠ける展開でした。新興市場全体も、目先の底入れ確認からリバウンド入りし、踊り場を迎えている状況です。今後は、業績動向による選別が進んでいき、上昇が継続する銘柄と横ばいもしくは下落する銘柄とに分かれていくと考えられます。

中長期戦略
昨日は弊社の中長期推奨銘柄の中で、SUMCO(3436)や中国塗料（4617）、東洋エンジニアリング（6330）、商船三井（9110）、新和海運（9110）などがザラ場で高値更新となっています。引けにかけては利食い売りに押されて下落していますが、今後もこれらのような好業績銘柄が循環物色されていくと考えられます。引き続き、その押し目や動意付くところでは積極的に推奨していきたいと考えております。

短期戦略
引き続き、弊社推奨の中長期銘柄を中心に、高値更新が期待できる銘柄をお勧めしていきたいと考えております。また、新興市場銘柄も業績による選別をした上で銘柄選定をしていきたいと考えております。



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