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多文庫の間まで

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Illimone

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2009.03.27
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カテゴリ:書評 SF関係
この本もお約束のように汚い。しかもぼろぼろで、

読めるようにする修復作業が大変だった。

しかし、本の内容は面白い。泣き笑い

時代は、19××年の7月2日ソヴィエトのカモフ博士をリーダーとする

火星探検隊が飛び立った。その一週間後アメリカの火星ロケットも

ヘプグッド博士と新聞記者のベイスンを乗せて打ち上げられた。

アメリカのロケットは少々小型である。こちらの同行者が記者なら

ソヴィエトの方には、中学生のメリニコフ少年が報道担当だ。ムカッ

地球から火星までの間に金星が来ると言う絶好の位置関係を計算して

カモフ博士は、出発している。途中金星の上空も観察して火星へ向かう。

ヘプグッド博士の方は、そんな寄り道はせずソヴィエトのロケット以上の

加速度で火星一番乗りを目指す。月面着陸でソヴィエトに先を越されたので

プライドをかけた探検だ。ベイスンもトクダネを狙っている野心家だ。

そして、どちらも12月28日に火星に着陸。探検に出るのは翌日にしたカモフ博士。

記念撮影を急いだベイスン。フラッシュの明かりには、巨大な爬虫類?がびっくり
博士は、片足のみの姿にされた。翌日ソヴィエトの探検隊の装甲車にアメリカの

ロケットに非難していたベイスンが救出された。気が動転しているベイスンは、

ピストルで、探検隊のバイチャーゼ博士(天文学者)を負傷させる始末だ。

この火星には、オオトカゲの怪獣もいるが、ウサギに似た小動物もいる。

どちらも標本として、冷凍保存で持ち帰った。砂嵐も吹き荒れるし、底なし沼も

あるしではらはらさせられる。最後には、カモフ博士が行方不明で、博士一人を

火星に残したまま地球への出発時間となり、探検隊は決断を迫られる。

時間通りに出発しなければ燃料や食料酸素等が不足して大変な事になるのだ。

カモフ博士は、ロケットの碇泊地から80km離れた岩山の上にいて下にはオオトカゲが

博士を食べようとして見上げていたのだった。涙ぽろり

でもそのロケットの轟音と明かりに驚いたオオトカゲの群れは逃げていった。

おかげで、岩山に登っていたカモフ博士は下に降りられ、装甲車に戻れたが

これから先どうなるの?と言うときにロケットの改良を思いつき図面を書いて

残そうと思いつく。その次に食料を手に入れるためにアメリカのロケットへ。

その中には、ペプグッド博士のロケットの設計書やエンジンの図面や解説の

ノート一式があった。カモフ博士は、このロケットの仕組みを理解し一か八かの

賭けに出た。この際人体への影響や地球に着陸する時の原則方法等考えている場合ではない。

そして、カモフ博士は何処までも強運の持ち主だった。ソヴィエトのロケットを

追い越して地球に帰ってきていた。そして、花束を抱えて探検隊の帰りを待っていた。

かっこ良すぎる話だ。火星には、探検隊の名を記したオベリスクが建てられている。

そこには、アメリカのペプグッド博士とニューヨークタイムズの記者

ベイスンの名も刻まれて..。






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Last updated  2009.03.27 19:44:06
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