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別役実のコント教室 初版が2003年12月。 買って、7年近くも読んでいなかった。 が、手近に読む本がなかったので、書棚から取り出して何気なく読み出したらこれが面白かった。 これが買ったと同時に読んだら同じ感想を持ったかどうかは疑問だ。 つまり、タイミングが良かったって事かな。 「別役実のコント教室」とあるが、実際は劇作家別役実氏の戯曲の書き方のようなモノ。 で、別役実氏独得の戯曲の書き方論が展開される。 これを読むと戯曲というモノの独得の立場、つまり、テレビや映画の脚本との違いが良く分かる。 良く分かるが、それ故に演劇というモノがテレビや映画とはまた別の観客を必要とすることも良く分かる。 特に最近の若い俳優志望者(まあ、若くなくてもいいけど)はテレビや映画の影響で演劇の世界に来る人も多くいるのでこのことを理解して貰うのは結構至難の業だろうとも思った。 ホントはもっとそのことを理解してから来て欲しいんだけどね。 で、もちろん、戯曲の書き方としても役立つけど、不条理演劇とはなんぞや、または、不条理な笑いとはなんぞや、と云う方には教科書みたいな本です。 で、読んでるとそんな本を書いてみたくなるから不思議です。 まあ、それだけ、魅力的ということですか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月14日 14時03分36秒
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