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カテゴリ:健康・ウォーキングライフ
正月休みに実家周辺でウォーキングに興じた勢いで、
休日の今日も自宅から歩いてみました。 めざすは西武新宿線・新所沢駅。 自宅最寄りの新狭山からは3駅、新宿寄りになります。 トータルで7.5kmのコース。 いつも会社からの帰宅時に歩く鷺ノ宮駅までの行路は、 会社最寄りの高田馬場から7駅目で約6.6km。 駅数が断然多いのに、今日のコースよりも1km短いわけで。 わが家周辺は、やっぱり接頭語に「ド」がつく田舎なのでしょうか。 駅と駅の間がすこぶる長い。 間に2~3駅あってもおかしくないくらい、駅間距離があるんですね。 かくして一応首都圏でありながら、 たった3駅なのに7.5kmもの距離になるんです。 コースそのものは、さほど大きな起伏もなく、 ところどころで歩道がなくて通行量が多い街道筋ながら、 おおむね歩きやすいルートです。 見たところ、何の変哲もない田舎の一本道ですが、 実はこの道、『鎌倉街道』と言います。 今から約900年前の中世に開かれた鎌倉幕府は、 「いざ、鎌倉」という言葉で知られるように、 全国各地から鎌倉へ向けての街道を整備しました。 この道はその街道の1つで、写真では鎌倉を向いています。 背後は今の埼玉県や群馬県を縦断し、 山を越えて新潟まで通じていたと言います。 街道の大半は現存していないものの、 狭山市内ではこうやって今も道路として使われており、 900年近く道としての歴史を刻んでいることに、 何だか感動的すらあります。 行程の中間あたりにあるのが堀兼(ほりかね)神社(地図の赤矢印)。 ここには、有名な井戸『堀兼の井』(ほりかねのい)があります。 関東は地層の水はけが良すぎるのが災いし、 悠久の昔から水に困っていたと言います。 この堀兼の井は、苦心の上に掘られた井戸で、 その歴史は平安時代にさかのぼるのだとか。 今は残念ながら涸れ井戸になりましたけど、 昔からいろんな歌人にうたわれている井戸です。 時おり冷たい風が吹くものの、 柔らかな日差しのせいか、身体は汗ばむくらい。 1時間とちょっとで新所沢駅前に到着しました。
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