|
テーマ:コーチング(167)
カテゴリ:コーチング・コミュニケーション
ある課を運営しているマネジャーが、やや深刻そうな顔で
「ちょっと話聞いてもらって良いですか…?」と、 僕のところへやってきました。 予定されている仕事が、 当初の話よりもかなりボリュームが多く、 しかも日程がタイトであると、営業から告げられた、と。 クオリティを落とすことも、納期を延ばすことも不可。 しかも人員を増やすこともままなりません。 このままではパンクしてしまう可能性もある。 確かに深刻です。 「こういうときこそ、 例の『ツキを呼ぶ魔法の言葉』、 『ありがとうございます』なんですよねぇ……」 と、そのマネジャー。 --お、僕より分かってるやん。 「ええ。でもやっぱり、目の前に困難なことがマジで積み上がると、 とてもじゃないですが、『魔法の言葉』を唱えることよりも やっぱり具体的な対応策の方ばかり思考が行ってしまいますよ…」 --だよねぇ。 確かに現実離れした言動を実践するには、 まったくリアル感がないもんなぁ。 ひとしきり不安な気持ちを吐露して、自席へ戻っていきました。 こちらは彼の不安な言葉を聞くだけ。それに対して同情も批判もせず。 その時点では根本的な問題解決が出てこなかったものの、 その後、急遽連休中に勤務シフト体制を組むことで、 何とかとりあえずの解決策を図りました。 同情・批判なく、 マネジャーの心情を聞くことだけに徹したことは、 それなりの前進を促したのかも知れません。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年01月12日 17時51分06秒
コメント(0) | コメントを書く
[コーチング・コミュニケーション] カテゴリの最新記事
|
|