ローズマリーの事情

今日も仕事だったローズマリーだよ



お昼休みが終わるころ
電話が鳴った

この着信はモカだ
こんな時間になんだろう？


国際電話


出てみると何やらご機嫌なモカ
滑舌も軽やかに言葉がでてくる

ローズマリー「ご機嫌だね」
モカ「今日はさ、会社の人に誘われて
　　　今まで飲んでたんだ」

ロ「それは、よかったねぇ～」
モ「電車に乗って今日は帰ってきてるんだ
　　外に出たら超寒くて・・・気晴らしに
　　電話してみた」

ロ「はぁ・？　きばらしぃ？」
　　（何考えてんだ？モカは？）

　　どうも降りた駅からモカは歩きながら電話をしてきているらしい

ロ「あのさぁ～・・・」と
ローズマリーが文句の一つでも言ってやろうと思ったら、

モ「あっ！！」
　と、叫ぶ声

ロ「何々？どうしたの？」一応心配した
モ「携帯忘れた」

ロ「マジっ？」
モ「どうしよう！どこに置いてきちゃったかな？
　　落としたのかな？電車の中だったら探しようがない」

ロ「真面目に言ってんの？」
モ「マジだよ。携帯無いと本社にも連絡こないし明日仕事できない」

ロ「仕事なんてパソコンがあればできるでしょ」
モ「携帯無きゃ困るよ」

ロ「大丈夫だよ。帰ったら見つかるから」
モ「いつもローズマリーはそう、俺が困ってる時に
　　安易に大丈夫、大丈夫って！」

ロ「だって、携帯会社に置いてきたとしたら会社にあるし
　　電車の中に落としたんなら諦めるしかないじゃん
　　そっちって、紛失届って出せるの？（早く気付けよ）」
モ「ローズマリー、ごめん
　　一気に酔いが醒めた。俺携帯探してくるよ」

ロ「ちょっと、待ってよ！
　　真面目に困ってんの？」
モ「そうだよ！携帯無きゃ困るじゃん」

ロ「・・・・・」（酔いが余計廻ってそうだ・・・）
モ「探しに行ってくるよ。切るよ」

ロ「モカ！待って、今耳にあてているものを耳から離してよくそれを見て、
　　ソレが何かローズマリーに教えて」

モ「携帯に決まってんじゃん」
ロ「でしょ～。今モカが探しに行こうとしているのは何？」

モ「携帯・・・・・あっここにあった！
　　なんだよー知ってたんなら早く教えてよ」
ロ「私、仕事だから携帯切るよ」

ブチッ


ローズマリーがなんだって？
安易にモカのこと考えてるんだって？
世話の焼けるヤツだ！！



この土日は仕事のローズマリー
頑張るよ～

みなさん
まったね～