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ワインと絵画がある生活

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2006.04.15
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3日目 アンダルシアへ

 7:00起床。今日は空路でバルセロナからアンダルシアのグラナダへ(スペインの南一帯をアンダルシア地方と呼ぶ)。標高が高いので少し寒いけど、アメリカ西海岸にも似た青い空とまぶしい日差し。

 グラナダは国際線の乗り入れもある空港なのに、とっても簡素な空港だ。飛行機からターミナルまでのバスは無く、滑走路の端を歩くようになっている。また荷物も、建物の外にあるコンベアに乗せると、建物内部に出てくるという、犯罪の余地もないようなシンプルさ。日本の地方空港も見習う必要があるかもしれない。

バルセロナの空港。ロシアにもあった、荷物のぐるぐる巻きサービス。
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シンプルな作りのグラナダ空港。青い空が美しい。
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 グラナダは南の街だけあって他の地中海の街とも共通する独特の雰囲気だ。この街の観光名所は、世界遺産にもなっているアルハンブラ宮殿。スペインでイスラムがもっとも栄えたときの宮殿である。そんなに繁栄していたグラナダもキリスト教徒によるレコンキスタ(国土回復運動)によって1492年に王朝は滅亡。その後は破壊され、長い間ジプシーのすみかになっていた。

 その後、注目されるきっかけになったのが、ワシントン・アーヴィングの「アルハンブラ物語」である。19世紀アメリカの外交官アーヴィングは、アルハンブラ宮殿を訪れたときの出来事を、昔から伝わる幻想的な物語と織り交ぜ、叙情あふれる紀行文として出版。この「アルハンブラ物語」の世界的大ヒットによって、ふたたび注目され、現在のように改修された。

ワシントン・アーヴィング「アルハンブラ物語(上)(下)」
アーヴィングのアルハンブラ物語はお薦め。叙情的で幻想的な情景描写は見事。

透き通るような青い空。ホテル前からシェラネバダ山脈を望む。
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 ホテル到着後、さっそく山の上のフェネラリーフェ離宮とアルハンブラ宮殿へ。当時の2/3の大きさらしいのだが、とんでもない大きさである。なおフェネラリーフェ離宮は夏の宮殿である。また庭も緑がいっぱいで気持ちのよい場所。すばらしい!

アルハンブラ宮殿の向かいにあるフェネラリーフェ離宮。崖を挟んで向こう(左)側に見えるのがアルハンブラ宮殿。
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フェネラリーフェ離宮にある噴水。電気がない時代に、山の上に噴水を作った古人の力に感嘆。
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細かい彫刻の壁が美しい。
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いよいよアルハンブラ宮殿へ。建物の入り口。
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この美しさは、もっと大きい写真じゃないとわかりづらいかも。
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イスラムのお題目が書いてあるらしい。なんと書いてあるかは失念。
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有名な獅子の噴水。
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アルハンブラ宮殿の端にある、アーヴィングの書斎跡近くから市街地を望む。アルハンブラ宮殿が、ずいぶん高いところにあることがわかる。
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 観光後はホテル近くのスーパーを探索。このスーパーは東京ドームくらいありそうなとんでもない広さ。チーズも直径20センチくらいのブロックのまま売っている。また生ハムも壮観。ざっと数百本がつるされている。量り売りはもちろんのこと、1本単位でも売っている。楽しくて1時間も滞在。ワインも安い。ほとんどが2-10ユーロ。

 今日のホテルはモダンでおしゃれ。期待してレストランに行くと最近の旅行では最悪。のびきって味のしないパスタ。塩胡椒で焼いただけのチキンとフライドポテト。ジャガイモ以外の野菜は無い。さらにデザートはカップに入ったままのヨーグルト。やる気のない料理の連続には驚いた。

 これまでの「良いホテル=おいしい食事」の法則が崩された。

結構きれいなホテルの部屋。
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 今日はこれで終わりのはずだったが、添乗員からツアー外の「フラメンコ」を勧められる。ツアーにもフラメンコは含まれているけど、それは食事をしながらのショーアップされたもので、本物とは違うとのアドバイス。

 参加することに決定。

 お店の送迎バスで細い山道を登って到着。入り口にはマフィアのような顔立ちの親方が鎮座。部屋はカマボコ型の洞窟のような形(タブラオと言うらしい)。壁を背にコの字型に観客席がつくられている。収容人数は50-60人くらいで日本人客も1割くらい。

 ダンサーは部屋の真ん中で踊り、客はドリンクを飲みながら鑑賞。ダンサーはすこし年をとっているし(おばあさんも一人)、踊りもタップを中心として派手さはない。でも魂を振り絞るような気迫は観客を圧倒するものを感じた。

タブラオの入り口。
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タブラオの内部。美男美女ではなかったが魂の踊りには感銘。
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前に立っているヒョードル似のポーランド人が邪魔。
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タブラオのあるアルバイシン地区からライトアップされたアルハンブラの夜景を見る。
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 ホテルに戻ったのは夜の12時過ぎ。風呂にも入らず爆睡。

パート4へ続く>。

<パート2に戻る。





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最終更新日  2006.04.16 09:26:29
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