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カテゴリ:つぶやき
先日の日記で紹介したトールの作品は習い初めて半年くらいだったと思います。
伊藤真由美先生を知るきっかけになった、ペイントクラフトに掲載されていた作品、 「アリス」。 アメリカンカントリー風のペタッとした感じのトールしか知らなかった私はその繊細な作風に一目惚れしてしまい、なんとか自分で描いてみたいと思いました。 詳しく描き方は載っていましたが、トール自体、友達にちょこっと教えてもらったくらいでほとんど初心者。 いきなり、こんな難しい作品は無理だと思ったのですが、たまたまその当時、幼稚園の年長だった娘のクラスが学芸会で「不思議の国のアリス」をやることになっていて、娘の卒園の記念にしたいと思ったことと、もうひとつ大きな理由がありました。 とてもとてもつらい事があって、屋上から飛び降りても不思議ではないようなことがあって、でも娘を置いて死ぬわけにはいかないから、今の状況を一瞬でも忘れられることに夢中になりたかったのです。 難しかったです。失敗して何度も塗りなおしをしました。 トール独特の筆使い、陰影の付け方、ぼかしかた。。。 子供が寝てからの時間、ひたすら筆を運びました。 でも本当に夢中になって、その間は忘れることが出来ました。 たとえ現実逃避でも、それで良かった。 出来上がった時、飛び上がって喜びました。 そして、こんな悲惨な状況にある自分でも、こうやって幸せを感じることは出来るのだと思いました。 作品としては本当に下手です。 習い始めた時、描き直そうかとも思いました。 でもそれは辞めました。かけがえのない作品、私にとっては最高の作品だから。 ビーズも同じ。 落ち込んだ時、辛い時、泣きながらでもビーズを眺めているとなんとなく気持ちが和んでくる。 そして、なにか作ろうかなと思う。。。 立ち直りの一歩を与えてくれるんですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.04.25 21:51:58
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