テーマ:DVD映画鑑賞(13953)
カテゴリ:スピルバーグ
1993年7月公開 監督:スティーヴン・スピルバーグ 製作費:6300万ドル マイクル・クライトンの同名SF小説を原作とした、SF・アドベンチャー映画。 出演は、サム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、ほか。 [簡単なあらすじ] アラン・グラント(サム・ニール)は、モンタナで恐竜の化石の発掘を続ける古生物学者。 ところがある日、突然現場を訪れたスポンサーである富豪ジョン・ハモンドから、中米コスタリカへと同行するよう依頼される。 研究資金の出資話につられて、同僚で恋人でもあるエリー・サトラー(ローラ・ダーン)と共に、太平洋に浮かぶ孤島ヌブラル島へとやってきたアラン。 そこにはなんと、バイオテクノロジーによって現代に復活した、生きている恐竜たちの姿があった。 ハモンドのふたりの孫、レックスとティムらと共に、“ジュラシック・パーク”の視察にでかけたアランだったが、嵐がやってくるなど予期せぬトラブルが次々と起こり―― 博覧強記のSF作家、マイクル・クライトン(残念ながら2008年に他界)のSF小説を、スティーヴン・スピルバーグが監督し、世界的大ヒットを記録した、恐竜アドベンチャー映画です。 1991年公開の『ターミネーター2』に続き、恐竜の姿をリアルなCGで再現したことでも有名で、フィル・ティペット、スタン・ウィンストン、デニス・ミューレンなど、特殊効果・視覚効果の第一人者たちが多数参加していることも特徴。 それにしても、この映画のワクワクドキドキ感はすごい! 遠景を効果的に使用した壮大なアングルに、テンションを盛り上げてくれる音楽、そしてリアルな恐竜たちの姿! まるで、本当に自分が「ジュラシック・パーク」に居るような気分にさせてくれる見せ方が、実にうまい。 島に上陸したアラン・グラントが、初めて目の当たりにしたブラキオサウルスの流麗な巨体には息を飲むばかり。 CGが今ほど普及していなかった当時においては、恐竜たちの滑らかで美しい姿は、本物と見紛うほど。 というか、今観てもまったく違和感なしです。 元々、恐竜はストップモーションアニメで撮影される予定だったものが、CGによる映像を見たスピルバーグがそのリアルさに惚れ込んで、CG主体へと切り替えたというのも頷ける話。 (とはいえ、すべての恐竜がCGに頼りきりなのではなく、冒頭に登場する病気のトリケラトプスや、車を襲撃するティラノサウルスなどは、精巧なロボットであるアニマトロニクスを使用) 主人公、恐竜博士のアラン・グラント役は、志垣太郎そっくりのサム・ニール。 相棒のエリー・サトラー役は、優しそうなお姉さんといった風貌のローラ・ダーン。 彼女は、『アイ・アム・サム』で里親の役だった女優サンでもあります。 原作では兄妹だったのが、姉弟に変更されたおチビちゃんふたりも、幼いのになかなか勇敢でかわいい。 数学者イアン・マルコムを演じるのは、『ザ・フライ』でハエ男となってしまったことで有名なジェフ・ゴールドブラム。 原作小説と違って活躍シーンが少々少なめですが、続編『ロスト・ワールド』では、なんと彼が主人公に。 この映画の登場キャラの中でも、特筆すべきはやはりこの方、恐竜の王ティラノサウルス。 CGやパペットと分かってはいても、圧倒的な迫力は凄まじいばかり。 公衆便所を破壊するなど、茶目っ気も十分ですが、ラストシーンでの登場は、少々映画的ご都合主義が強かったような気も。 原作小説のいいところを取り出して、映像的にも非常に面白いものに仕上げた手腕は、さすがのスピルバーグです。 物語の盛り上げ方もうまく、老若男女、文句なしに楽しめる傑作でしょう。 自然や生命への倫理観が失われつつあることに対して警鐘を鳴らすなど、重要なテーマも込められていますが、難しいことを考えなくても、子供の頃から恐竜好きな人が多い男性は、夢中になってしまうはず。 ********** 【第3弾50万ポイント山分け】ジュラシック・パーク 【第3弾50万ポイント山分け】ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク 【第3弾50万ポイント山分け】ジュラシック・パーク3 この映画の詳細(Amazon)。 ⇒ジュラシック・パーク 【プレミアム・ベスト・コレクション1800円】 [DVD] ジュラシック・パークシリーズの記事はコチラ ⇒「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」 ⇒「ジュラシック・パーク3」 スピルバーグ監督作品の記事はコチラから ⇒スピルバーグ監督映画(リンクページ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.22 19:32:59
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