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鶴、亀、鹿、熊、虎 上にあげた動物を表す5つの漢字、日本人なら簡単に読むことができますし、書けといわれればすらすら書ける。何の違和感もなくその動物の姿を思い浮かべることができるでしょう。 今日は漢字について われわれが「日常で使える」漢字として、1946年に制定されたのが当用漢字で1850文字。これに95文字追加されたのが1981年のことで、これを常用漢字というのだそうです。高校までに習得すべき漢字の基準になっているそうですから、少なくとも私は1945文字を読んだり書いたりできるはずだと思うのです。 6月8日の日経社会欄に、常用漢字表に新たに196文字が追加され、5文字削除して計2136文字とする改定常用漢字表が文部科学相に答申されたという記事が載っておりました。 「パソコンや携帯電話の普及に対応し、手書きでは難しいとされてきた漢字を加えた」とあります。 そこで冒頭にあげた漢字なんですが、実は今回追加された196文字の中の5文字だったのです。別段手書きが困難な漢字とも思いませんでしょう。 今までずっと常用漢字ではなかったのだから、何も漢字で書かなくてもよかった。 学校でもツル、カメ、シカ、クマ、トラと片仮名表記されてきたというのですが、・・・そうかな、私は学校で鶴、亀、鹿、熊、虎と習ったような気がするのですがね。。。 もっとも最近は、パソコンで文書を書くのが当たり前の時代になりましたから、「読み・書き」ではなく、もっぱら「読み・打ち」ということのなります。 パソコンは2136文字どころか、何万文字でも覚えていますから、鷹だろうが鷲だろうが一瞬で表記してくれます。 答申された新しい常用漢字表は、年内にも告示され、本格的な使用が始まるそうですが、今やパソコンの能力のことを思えば、あまり意味がないように思えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月10日 11時59分16秒
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