夜12時からの旅
毎日のように雪が降っている。夜中の12時を過ぎて外に雪がちらついていると暗闇の中に「深々」という白い文字が目に見えるよう。最近その時間帯は、南国に旅している。バリ島やセブ島がお気に入り。 そう、なんのことはない、「るるぶ」で旅しているってわけだ。透き通る青い海、白い砂浜、夕日のグラデーション南国の植物、花びらの浮かんだ浴槽、人々の明るい笑顔。香辛料のきいたダイナミックな料理、民族舞踊、石造りの建築物。何週間も同じガイドブックで楽しんでいると、だんだん本当にそこへ行ったような気がしてくるんだよね~。 そこへ妻が「京都」のガイドブックを持ってきた。たまにはコレもどう?僕は京都へ10回ほど行っているし、今は南国へ旅行中なのである。しかもそのガイドブックは手垢が付くほど読んだ。 妻が、大好きな和菓子のページを開いた。 ・・・・・・驚きだった!見向きもしなかった和菓子のなんと美しいことか!なんとかわいく、繊細な!控えめで、しかし誇らしげでもある。ジャパニース・アート!(おおげさ?)こんなの日本人じゃなきゃ、ぜってー無理!(NHK美の壺より) 外国人の目で日本を見た気がしたね~。あ~、まったくびっくらこいたね。