テーマ:モロッコに行こう!(110)
カテゴリ:旅日記
(C) Chloe サハラ砂漠にラクダを曳いて連れて行ってくれたのが、ベルベル人のハミッド君。 モロッコでは多くの人がフランス語を話せるのですが、ハミッド君は英語のほうが得意だそう。砂漠で生まれ育って、学校には通わなかったけれど、英語はホテルでお客さんと話しながら覚えたそうです。 砂の上には標識などありませんが、子供のころからラクダと一緒にサハラを歩いていたハミッド君は、砂漠を知り尽くしていて迷うことなどないのだと言います。観光客を乗せたラクダが歩く道、隊商が行きかう道など、目的によってエリアやルートも違うのだとか。 この村では子供のころから男の子と女の子は別々に育てられて、ハミッド君も許嫁がもう決まっているのだとか。「ここは余所とは違うんだよ」と、さらりと言います。 ホテルでさまざまな国の人たちと出会って、いろんな話をする中で、自分とは違う生き方がほかの国にはあるということを毎日のように意識するでしょう。でも、ハミッド君は自分の生まれた土地を愛していて、今の暮らしを受け入れているように感じられました。 「写真を撮っていい?」と尋ねると、最初はポーズをつけて構えてくれたのですが、「ベルベル人の男らしく、ナチュラルに撮りたいの」と言うとこんな表情を見せてくれました。 ハミッド君には、またいつか、会いに行きたいなと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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