テーマ:今日のこと★☆(104545)
カテゴリ:あれやこれや
配られた ビニールバッグ。たて80cm、横60cmくらいあります。 日曜日は早朝5時半起き。 夫が東京マラソンに参加するからです。ただし10kmの部ですが。 荷物を預けると手間がかかりそうなので、ゴール地点まで運んで欲しいと頼むのに、「甘えるんじゃないよ。」と言ってやっても良かったけれど、夫は前々日、仕事が忙しくて徹夜状態、帰ってきたのは土曜日の朝5時半でした。しかも先週は法事のため福岡行きで練習ができていない、となるとさすがに心配になりつきそうことにしました。 都庁スタートなので新宿まで行くと、ものすごい人、人、人。 おまけに激しい雨、雨、雨。 荷物を受け取って選手入り口から入っていく夫を見送りながら、「しまった」と思いました。 着替えやらコートやらが入った荷物が思った以上に重い。 配られた巨大なビニールバッグに大きな紙バッグに自分の肩掛けバッグに傘2本。 普通にスタスタと歩けません。 3万人が同時にスタートするということで、どこからスタートするのかも見えません。 のろのろした歩みで駅まで戻り、地下鉄を乗り換え日比谷公園へ向かいました。 着いたころにはもうへとへとです。 すぐにマラソンのトップの選手がやってきます。 集団のまま一瞬で消えていきました。早い。 9時スタートで、10時くらいにゴールして10時半くらいに落ち合えるだろうという事でしたが、余裕をみて9時40分には待ち合わせポイントへよちよち歩いていきました。 それから1時間。雨は相変わらず激しく降り続き、荷物の重さは肩に腕に食い込み、半端じゃなく寒い。 妻の鑑には決してなれない私は、「もう嫌だ!何でこんな目に合わないといけないんだ。早く来んかい!」と一人で悪態をつきながら苦行に耐えたのでした。 次々にランナーがゴールし始め、落ち合えないのではないかと不安になった頃、後ろの方で「○○ちゃ~ん」と大声で呼ぶ声が…。 走り終えて体が冷えてきた夫は、命の危険を感じたらしく、なりふりかまわぬ行動に出たのです。おかげで凍死しそうだった私も助かりましたが。 それを見て他のランナーも口々に叫び始めたのには驚きました。 雨のため公開されたらしい公会堂にて着替えたあと、まずは温かいものを飲んで、温かい物を食べて、やっと生き返りました。 帰宅した後、私は2時間くらいは立ち上がれないくらい消耗していました。 愕然としたのは、10km走った夫よりも私の方があきらかに疲れていたことです。 でもまあ、記念すべきレースを無事完走する役には立ったのだから良しとするか、と参加賞のメダルをずっと首からさげたままの夫をみて(小学生か!)、そう思うことにしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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