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2010年04月14日
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鑑識不在の状況下、警備会社社長と真っ向勝負(「マックス号事件」)、
売れっ子脚本家の自作自演を阻む決め手は(「失われた灯」)、
斜陽の漫才コンビ解消、片翼飛行計画に待ったをかける(「相棒」)、
フィギュアに絡む虚虚実実の駆け引き(「プロジェクトブルー」)
…好評『福家警部補の挨拶』に続く、倒叙形式の本格ミステリ第二集。
内容(「BOOK」データベースより)



マックス号事件/ 失われた灯/ 相棒/ プロジェクトブルー

「福家警部補の挨拶」(感想)に続く、2作目です。

前回紹介したように、これは倒叙形式で書かれたミステリです。

倒叙形式とは、まず犯人による犯行のシーンが描かれ、探偵役が次第に犯人を追いつめて行くというもの。
「刑事コロンボ」、「古畑任三郎」が有名です。


福家警部補は、小柄で童顔で、メガネをかけていて、服装は就職活動中のような地味なスーツで、警察バッジがすぐ行方不明になってしまうところは変わりません。

今回は、謎に包まれた私生活の一端が、ちょっとだけ垣間見えます。

古い映画や特撮ヒーローものに詳しかったり、深夜寄席に通っていることがわかったりするのですが、徹夜での捜査も多いのに、いつ眠っているのか心配になります。

鋭い観察力で手がかりを見逃さず、深い洞察力でそれらを結びつけ、真相を見抜くスーパーウーマンなのに、彼女の見かけに犯人はだまされます。

すっかり油断した犯人とのかけひきが面白く、ついに動かぬ証拠を突きつけるところには爽快さを感じました。

哀しく切ない余韻を残す「相棒」が好きでした。

前作よりさらに冴えまくる女コロンボ。
シリーズものとして、これからの活躍が楽しみです。


  





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最終更新日  2010年04月14日 23時22分24秒
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