テーマ:ミステリはお好き?(1451)
カテゴリ:日本ミステリ(あ行作家)
鑑識不在の状況下、警備会社社長と真っ向勝負(「マックス号事件」)、 売れっ子脚本家の自作自演を阻む決め手は(「失われた灯」)、 斜陽の漫才コンビ解消、片翼飛行計画に待ったをかける(「相棒」)、 フィギュアに絡む虚虚実実の駆け引き(「プロジェクトブルー」) …好評『福家警部補の挨拶』に続く、倒叙形式の本格ミステリ第二集。 内容(「BOOK」データベースより) マックス号事件/ 失われた灯/ 相棒/ プロジェクトブルー 「福家警部補の挨拶」(感想)に続く、2作目です。 前回紹介したように、これは倒叙形式で書かれたミステリです。 倒叙形式とは、まず犯人による犯行のシーンが描かれ、探偵役が次第に犯人を追いつめて行くというもの。 「刑事コロンボ」、「古畑任三郎」が有名です。 福家警部補は、小柄で童顔で、メガネをかけていて、服装は就職活動中のような地味なスーツで、警察バッジがすぐ行方不明になってしまうところは変わりません。 今回は、謎に包まれた私生活の一端が、ちょっとだけ垣間見えます。 古い映画や特撮ヒーローものに詳しかったり、深夜寄席に通っていることがわかったりするのですが、徹夜での捜査も多いのに、いつ眠っているのか心配になります。 鋭い観察力で手がかりを見逃さず、深い洞察力でそれらを結びつけ、真相を見抜くスーパーウーマンなのに、彼女の見かけに犯人はだまされます。 すっかり油断した犯人とのかけひきが面白く、ついに動かぬ証拠を突きつけるところには爽快さを感じました。 哀しく切ない余韻を残す「相棒」が好きでした。 前作よりさらに冴えまくる女コロンボ。 シリーズものとして、これからの活躍が楽しみです。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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「相棒」はちょっと切ないお話でしたね。
ちょっとコミカルな部分も有ったり、登場人物の魅力に惹かれるシリーズです。 次回作をどんどん出して欲しいです(^ ^) ドラマでの福家警部補役の女優さんが妊婦さんになられたのでドラマでの次回作は難しいのかな?とちょっと残念です… (2010年04月15日 08時59分18秒)
もくよう☆さん、こんばんは!
>「相棒」はちょっと切ないお話でしたね。 そうですね。最後まで切なかったです。 >ちょっとコミカルな部分も有ったり、登場人物の魅力に惹かれるシリーズです。 >次回作をどんどん出して欲しいです(^ ^) エンジンがかかって面白くなってきましたからね~。どんどん書いていただきたいです(^▽^) >ドラマでの福家警部補役の女優さんが妊婦さんになられたのでドラマでの次回作は難しいのかな?とちょっと残念です… あら、そうなんですか?残念ながら、この前のドラマは見逃してしまったので、次こそ見たいと思っていたんですけどね~(。>0<。) (2010年04月15日 19時19分13秒)
読まれたんですね!私は文庫化待ちなんです。
でも、ますます楽しそうなので本当に楽しみになります! 読み応えがある謎解きと、余韻のあるストーリーの、素敵なシリーズですよね。 ドラマは永作博美さんですよね。私も見逃してしまったのです。イメージにあっていますよね…見てみたいです。 (2010年04月16日 00時06分51秒)
あむあむ108さん、こんばんは!
>読まれたんですね!私は文庫化待ちなんです。 >でも、ますます楽しそうなので本当に楽しみになります! >読み応えがある謎解きと、余韻のあるストーリーの、素敵なシリーズですよね。 そうですね。倒叙形式のシリーズものとして、前作よりさらに面白く感じました。相変わらず謎に包まれた福家警部補ですが、意外にマニアックな趣味がわかってきます。文庫化を、どうぞお楽しみに! >ドラマは永作博美さんですよね。私も見逃してしまったのです。イメージにあっていますよね…見てみたいです。 メガネをかけて地味な格好をしたところを想像したら、アリだな、と思いました。いつか見れるといいですね。 (2010年04月16日 19時00分34秒) |
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