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2011年09月20日
カテゴリ：ミステリ関連
何ということ。 大泉洋の表紙につられて買った、『ミステリマガジン』に、 「追悼 リリアン・Ｊ・ブラウン」の文字が……。 シャム猫ココシリーズが大好きで、訳された作品はすべて読んでいるくらいファンなのに、知りませんでした。 今年の６月４日に亡くなっていたなんて。 誇り高きシャム猫ココと、様々な苦難を経て、穏やかで趣味のいい生活を手に入れたクィラランのキャラクターはとても好ましいものでした。 初めて読んだ時には、単に可愛いだけの動物ものとは違う センスの良さに驚いたものでした。 クィラランの生活が 落ち着いたものになるに連れて、だんだんとミステリは薄味になって行きましたが、そこに住む人たちとの会話や 町の様子を知るだけでも 楽しいのです。 結構コンスタントに出されていた作品が、２００７年の 『猫はひげを自慢する』 以来途絶えていたので、もしかして……、という思いはありました。 高齢だということも知っていたので。 年齢は公表されていなかったのですが、１９１３年生まれで今年９７歳だったそうです。驚きました。 ファンのために精一杯頑張って書いてくれていたんだろうな、と思います。 シャム猫ココシリーズは長篇が２９作、短編集が３冊刊行されています。 これまで、素敵な作品を有難うございました。 心からご冥福をお祈りいたします。 シャム猫ココシリーズの作品については、かなり前の日記→ここ に、オリジナル発表順に書いています。 こちらには、その後に出された作品を書いておきます。 【送料無料】猫は七面鳥とおしゃべりする 【送料無料】猫はバナナの皮をむく 【送料無料】猫は爆弾を落とす 【送料無料】猫はひげを自慢する 関連書籍 【送料無料】シャム猫ココの調査報告 ココの好物やクセ、ピカックスとムース郡の地図、登場人物と登場動物の事典や、ココの飼い主であるクィラランの女性遍歴、リリアン・Ｊ・ブラウンへのインタヴューなど、シリーズの魅力をいっぱいに詰めこんだファン必携の一冊。 【送料無料】猫はキッチンで奮闘する 各巻に由来する絶品料理の数々-黒っぽい神秘的なソースのかかったチキンやココナッツケーキ、パスティなどなどを、同シリーズの翻訳者が実際に作って、作品の内容とともにご紹介する、「シャム猫ココ」のシリーズの料理レシピ集。目にも美味しい写真は全篇オールカラー。      お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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