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2012年05月21日
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もう会えないなんて言うなよ。
あなたは思い出す。どれだけ小説を求めていたか。
ようこそ、小暮写眞館へ。著者3年ぶり 現代エンターテインメント
第1話 小暮写眞館
 世の中にはいろいろな人がいるから、いろいろな出来事も起きる。なかには不思議なこともある。
第2話 世界の縁側
 人は語りたがる。秘密を。重荷を。
第3話 カモメの名前
 「電車は人間を乗せるものだ。鉄道は人間と人間を繋ぐものだ。だから鉄道を愛する者は、けっして人間を憎めない」
第4話 鉄路の春
 ――僕はこの人を守らなくちゃいけない。
内容紹介(出版社より)



高校生である英一の両親が購入したマイホームは、さびれかけた商店街にある、元写真館でした。

そんなちょっと変わった両親が、写真館だった頃の看板もそのままにすると決めたことで、心霊写真が持ち込まれます。

英一は、心霊写真の謎を解くために頑張りますが、それがこの物語の中心ではありません。

その過程で色々な人たち知り合い、家族のつらかった過去もあきらかになっていき、
幽霊のこと、友情、恋と、グッとくる話が続きます。

それでも、私には、凍結していた家族の過去が解凍され、再生していくところが、一番心に残りました。

つらいことは、封印すれば、いつかは消える、というものでもないのですね。

この作品は700ページと長いのですが、それだけの満足感がありました。
読後感は、まるで表紙のような気持ちです。


 


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最終更新日  2012年05月21日 16時56分20秒
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