テーマ:英語のお勉強日記(7873)
カテゴリ:名詞・冠詞
Day 17:今日もさっそくサミト君の英語の勉強をちょっと覗いてみましょう。
問題:次の文のどこが不自然ですか? Taro: Close your eyes, Ellen. I have a surprise for you! Ellen: Okay. サミト君はこの英文を読んだとき、surprise (驚き) は「抽象名詞」なので数えられない名詞であると学校で習ったことを思い出し、「驚き」が可算名詞 a surprise になっていることが不自然に思えました。皆さんはわかりましたか? 残念ながらサミト君はまた名詞をイメージで捉えるということを忘れてしまったようですね。皆さんは太郎さんの英文をイメージで捉えましたか?イメージで捉えた人は今回の問題文には不自然な箇所がないことがわかりましたよね。またまたちょっと引っかけ問題でした。<(_ _)> 確かにサミト君の言う通り、学校英語では「驚き」は「抽象名詞」と仕分けされ、数えられない名詞として扱われますよね。抽象名詞が数えられないというルールは文法的には正しいルールですが、学習者を困惑させる問題点は、beauty, fear, help, hope, knowledge など、いわゆる文法書なので「抽象名詞」と仕分けされる名詞は数えられる名詞も同時に持ち合わせているという事実です。皆さんも辞書で調べればすぐにわかると思いますが、これらの抽象名詞には [C] または [a~] などという表記がありますよね。これは Countable つまり「数えられる」という意味です。だから、「抽象名詞は数えられない」という考え方をしていると、今回の問題文のような文を見ると困惑してしまうのです。このような捉え方をするのはもうやめて、可算・不可算名詞の区別を、イメージで捉えましょう。「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算」という至ってシンプルな判断基準でしたよね。 では Taro さんの文の「驚き」surprise をイメージで描いてみましょう。 Close your eyes, Ellen. I have a surprise for you! (目をつぶって、エレン。君が驚くものがあるんだ) この状況が目に浮かびますか?この状況を想像すると、太郎さんは具体的に何かエレンさんを驚かせるものを手に持っていると想像できますよね。ロマンチックな場面なら、差詰め指輪でしょうか。具体的に指輪で考えてみましょう。もうおわかりですね。指輪(驚かせるもの)なら具体的なイメージが描けますよね。具体的な形が描けるのであれば、数えられる可算名詞ですね。だから a surprise は正解なのです。どうですか、「驚き」のような抽象名詞もこのように考えれば、シンプルで簡単でしょ! 次の例文でもう一度イメージをつかんでみましょう。 a) I have a surprise for you. (君がびっくりする知らせ[贈り物]がありますよ) b) She looked up in surprise as I walked in. (入っていくと彼女は驚いて顔を上げた) a)「具体的な知らせや贈り物」 ⇒相手が驚く具体的な内容のある知らせ、または贈り物だから、頭の中で具体的にイメージや形を描くことができますね。 b)「漠然とした驚き」 ⇒漠然とした驚きは頭の中で具体的な形を描けませんよね。試しに「驚き」を頭の中で描いてみてください。描けないでしょ。 どうでしょうか、名詞をイメージで捉える思考回路が少しずつ構築されていますか?この思考回路を作るには「習うより慣れろ」です。ではまた、See you next time. ブログランキングに参加してます。皆さんの学習のお役に立てたなら、 是非ワンクリックを!⇒人気blogランキングへ この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。 登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い! TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。 英語学習ブログ 英語コンプレックスをプライドに! TOEICブログ TOEIC裏技先生 日記ブログ Life in Vancouver お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月23日 19時08分05秒
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