カテゴリ:Oの人生論
学校へ行って勉強することが大事だと、 ぼくは教えられてきた。 大学を出るまでは、 そう信じてきた。 大学を卒業して、 就職して、 会社で働いて一日が終わるという生活にすごく違和感があった。 生きている実感がもてなかった。 2年ほど働いて、 その会社を辞めた。 アルバイトをして、小さな会社に再就職して、 そこでも同じような違和感があって、 3年で辞めて東京へ出た。 東京でフリーランスという立場で働くようになって、 毎日がとても刺激的で、 生きている実感がもてた。 学校で習ったことではない、 日々の実践の中に、 自分の成長、進歩を感じることができたのだ。 フリーランスというのは、 基本的には、決まった給料がない。 仕事をすればそれに見合った報酬がある。 仕事をしなければ収入はゼロだ。 感覚が鋭敏になった。 安定ではなく、 「ここぞ」というときには動けるたくましさが身に付いた。 30歳を前にしてヨーロッパの一人旅にチャレンジした。 海外は夢だったし、 海外を知らないのはコンプレックスだった。 この旅で得たのは、 海外へ行くなんて大したことないということだった。 コンプレックスは消えた。 30歳を過ぎてから、 中国へ行った。 4ヵ月ほど中国各地をブラブラ歩いた。 海外旅行なんて大したことないと思っていたが、 この旅でぼくの人生は変わった。 今の自分があるのは、 中国の旅があったからだ。 これも、「ここぞ」という波を感じ取って実行したものだった。 フリーで働くことで、 流れをつかむ感覚が磨かれていったのだと思う。 不安定な状態は、 生きる力を培ってくれる。 いくら本を読んでも、 偉い人の話を聞いても磨かれないものを得ることができる。 もちろん、知識はあった方がいい。 知識と実践の絡み合いの中から、 たくさんのことを、 ぼくたちは学ぶことができるのだ。 とやかく考えていても前へは進めない。 まずは、 動いてみて、 それから考えるのではいいではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年03月12日 10時12分46秒
コメント(0) | コメントを書く
[Oの人生論] カテゴリの最新記事
|
|