テーマ:お勧めの本(7220)
カテゴリ:本
今年のノーベル賞はアリス・マンローの「記憶に残っていること」
受賞の知らせを聞いて再読。 記憶は結構薄くなっていて、最初に読んだ時とはまた違って新鮮な印象。 一気に読み通したせいか、後半の場面で記憶を管理(コントロール)しようとしながら生きてきた主人公の思いを想像することが出来る読後感は面白い。 欲を言えば、最後の締めの文章はもっとよく出来たかもと思ってしまったか。 この短編集に「ピルザダさんが食事に来たころ」の入っているジュンパ・ラヒリの「三度目で最後の大陸」と同じように、短編で場面場面を切り取り人生を描くのは正に作家の腕の見せ所! *「三度目で最後の大陸」の含まれたジュンパ・ラヒリの短編集「停電の夜に」はとても面白かったのでこのブログに感想を書いていたと思っていたのですが、どうも書いていないよう・・ 九月に読んだ三島由紀夫「宴のあと」もとても面白かったのにいまだ感想を書けず・・ 昨年の「紅いコーリャン」に続いて、全くなじみがない作家というわけではなかったので、来年の受賞者もまた楽しみに。
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