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テーマ:政治について(19822)
カテゴリ:世界と政治
(追加変更文は ●印 (1~5) + ●追加6、7、8 ) (文字数制限で最終的には翌ページに。認識は、翌ページで大きく変わります) 皇室典範の改訂を政府は進めている。 これは、今の皇室に弟が生まれたり、皇位継承についての知識が深まる以前に、天皇家のみの天皇制にし、かつ、皇室習慣が嫌いらしい皇太子妃の元で育てられたその愛娘を天皇にしようということになる。 ●追加1 長子優先とは、――いずれ、天皇家の子供がなくなるときに親戚から迎え入れるのだろうが、そういう純粋の原理の通らない混交的なやり方と、急いで 「次々代は愛子天皇」 にしたがる性急さが不似合いに見える。 まるで弟が生まれないうちに――(ここ数年、マスコミ攻勢にさらされて精神が雅子妃が落ち着かないせいもあるはず)――抜け駆けするみたいだ。 僕には、弟が生まれる可能性を消したがっているかのような急ぎぶりに思える。 首相の言う、「将来、愛子天皇が結婚できて、男の子が生まれる可能性」 は、「雅子妃が弟を生む」 可能性より今は低いはずだ。 だいたい旧宮家が数百年前に血が分かれたというのは嘘じゃないのか? 男系を辿ると数百年前になるが、女の子が旧宮家に嫁いだりしたりしているはずだ。 始めから今までの皇族を排除するためのりくつだろう。 今の案では、旧宮家皇族を排除し皇室系統を裸にして、いわば伝統なるものから切り離してしまおうということにもなってしまう。 皇室という重い家に生まれた者は、一度伝統から実質切り離されてしまえば、自分では戻りたくない気持ちが先に立って、再び伝統を知りたくもないだろうから。 ●追加2 皇室の旧来のあり方に批判的な現皇太子夫妻の子孫だけの天皇制にしようとしている気がする。 ●追加8 そしてこの愛子天皇から後の家系とは、男系も女系も途絶えた、ただの天皇家であり、一家としての天皇家は、幕末の孝明天皇・明治・大正天皇も正室の子ではない。 さかのぼれば、一家としての天皇家は三度だか途絶えている。 これでは、天皇の存在意義は、かわいい一家の象徴でしかない。それでほんとにこの先永くずっといいのか? いかにも攻撃に弱そうだ。 攻撃に耐えるには、国民の十分な議論の培いが必要だろうと思う。 ( 伝統の実質というものが何かは知らない。 ただ、これは陰謀みたいなやり方に思えるので反対せざるを得ない ) ----- <<皇室典範の改定の有識者会議のメンバー>>↓ 首相官邸 皇室典範に関する有識者会議メンバーの素性。 ↑に付け加える。 いかにも陰謀そのものの人選だが、 この中で素性についてあいまいなのが、座長の吉川弘之 氏。 このサイト によると、 『吉川裕之氏はロボット工学専門ですが、 東大の学生だった頃、共産党の民主青年同盟で学生運動をやっていました。 「有識者会議」の前東大学長の佐々木毅氏は社会主義協会系で天皇廃止論者です』 さらに、 ここには こんな人の書き込みがある。 『[松川 散人] 5点 2006/1/28 吉川弘之氏は、80年代ーバブル景気の頃、新聞「赤旗」に何度も寄稿していました。割と大きな囲み記事だったように思います。東大工学部長になる前後です。・・・、明らかな左翼思考の人物(それも、共産党寄り)と断じます。でなければ「赤旗」にあれ程の紙面を割いて寄稿出来るはずが無い。』 ここまで、偏った人間ばかりそろえたこと自体既に陰謀だ。 上記のサイトによれば、もともと内閣法制局が原案をつくって文芸春秋に載せたり出版したりした後、今回の委員を集めたらしいが、・・考え方が便宜主義だ。 しかしこの座長も、こんな素人メンバーのくせに、『憲法の解釈権は『有識者会議』が持っている』と言ったそうだから、悪意による日本全体への傲慢としかいいようがない。 (始め、↓のようなことをいったん書いたけど、事実はやっぱりもっと露骨だった。 このうす字中は読まなくていい。自分の未練で残してあるだけだから) この人の分野は、「現代工学」というやつらしい。 この人の本のほとんどは岩波書店(左翼系が強いといわれる)から出ていて、しかも第一線の立場から書かれた本ではない。 おまけに、新しそうな分野は、他人に書かせたものを自分のシリーズに加えているようだ。 元学長の有利さか。 ロボット工学の‘権威’だそうだが、現在の年齢とロボット工学の発展度から言って、単にロボットに関わる工学の‘大古株’で、ロボットを研究している公的機関 (独立行政法人 産業技術総合研究所) に‘理事長として天下り’した人物、 という程度だろう。 (アマゾンで著作を調べると、ロボットとか制御という名の技術書はない。やたら非技術的な分野まで本を‘編纂’しているようだが) (本の編纂といい、後述する無責任なくせに傲慢なところといい、まるでマスコミの一角の編集者みたいだ。) この人の頭のひどさは、 とあるブログ「私の主張・ひとりの日本人として」でこう評されている。 (↓抜粋) 『今回の報告書の提出に際しても、 「私たちは歴史観や国家観で案を作ったのではない。歴史観も議論すべきだが、それは国会で議論すべき問題だ」とし、 女性天皇や女性宮家を認めるからには、その配偶者をどのように確保するについては 「その問題はわれわれの使命の外」と無責任な発言をしている。 これでは安定的な皇位継承者を確保することは出来ないであろうし 』 --抜粋以上-- しかし、無責任なら無責任なりに、三笠宮寛仁氏が伝統を守るために女系天皇容認に疑問を呈したことに、「どうってことない」と述べたりはしないはずだ。もっと謙虚に受けるはずだ。 そして、責任の範囲外だと言った彼らに、首相は法律を通すと約束?言明?したそうだし。 一体、 有識者会議が 『歴史観や国家観で案を作ったのではない。歴史観も議論すべきだが、それは国会で議論すべき問題だ』とするなら、 どうして党議拘束がかけられるのか? 真の決定はいつどこで誰がするのか? 何の根拠でするのか? 真の責任は誰? これで党議拘束をかけたら詐欺じゃないか。 ●追加3 国民アンケートは、まず次のように問うべきだ。 「この案では、 愛子さんの弟が生まれるのを待たずに、愛子天皇を決めます。 その次は、弟さんの男の子よりも愛子さんの女の子が優先です。 今までの古代からの継承方法とは根底が変わります。 ●追加6 (2/4) どちらも何十年か先のことですが、ここが議論の要点です。 この案で、今年のうちに愛子天皇を決定するのに賛成ですか? 」 ●追加4 -----本当のところ ----- 過去に日本の一般人が、皇位継承システムについてあれこれ考えることはなかった。古代や明治のことなど引き継ぐ必要があるかといえば、あてにならない。 国民全体がほんとに熟考した結果が、父系システムから、大正天皇に始まる天皇家システムへと変わっても――それは天皇職というものに神性があるとしたら、 ●追加7 (2/4) 祭られる神性・伝統的風土の象徴 から かわいがられるアイドルへの大変化になるが――まちがいではないとも思う。 一般人にとってのほんものの天皇というのは、昭和天皇から始まるのかもしれないし。 しかし、自然と人間の関わり・人間性と神性の観念との関係、などを考えるべきだと思う。それが日本文化の中心に関係するということだ。 (神とは、キリスト教の造物主を神と呼ぶのは誤訳であり、神→上→上流→源・奥にあるもの→精神の神、ということの方から考えるべき。 これに自然神・先祖と風土というものが関わって、つまり日本人らしい人間観・感というものに関わってくるはずだ。) 現代人の頭脳はそういうアナログ方面では低級化しているので、一度に決めるなんてとんでもないと思う。 日本の自然神と人間観について何の関心もない者が、政治の便利で文化を利用し、人間観をもてあそぶなどあってはならないのだ。 左翼も右翼も、この点は政治しか考えていないのが多そうだ。 ====他のブログでの意見(ちょっと見ただけのところ)==== ----<ブログ1> ---- この問題では、 このブログ がおもしろい議論が重なっているようだ。 (文字数制限で、コメントへ移動。要するに、男子皇統は何度か絶えているかもしれないと) 別に、いいんだけどね、それはどうだって。 実際、大事なのは文化としての信頼性なので、戦国時代以降に続いていて、江戸時代に継承されて来たシステムと矛盾がなければ十二分だと思う。 日本人らしさの感覚の元は、一般人にとって江戸時代以後だから。 大事なのは、万世一系かという事実ではなく、 文化的な安定 の中心・象徴なのだ。(政治ではない) 古代歴史の事実なんて無粋なものを、‘今すぐに’‘だからどうこう’という態度でもってくる議論自体が非日本文化的ということであり、議論に値しない。 そんな人は、もともと天皇のある国なんて必要ないのだ。 ----<ブログ2> ----- それとここが基本的な意見だろうな。 → 「歴史は復讐する」 主観的に抜粋↓ 『 有識者会議の答申は女性天皇、女性皇族の配偶者も皇族とするといっている。衆議院議員○○家の長男、会社社長△△家の次男といった民間人がいきなり皇族に列する可能性がある。 ・・・ もし愛子内親王とその子孫が皇位を継承するなら、血筋を女系でたどる原則になるため、天皇家の系図の中心を占めるのは小和田家になる。これは困るといって男系でたどる原則を適用すれば、一般民間人の○○家、△△家が天皇家本家の位置を占めることになる。 どちらにしても男系で作られてきた皇統の系譜図は行き詰って、天皇の制度はここで終止符を打たれる。 』 ----<ブログ3> ●追加5 --アイデア------ (コメントへ移動) --------- 政治ネタは休むつもりだったのに、小泉氏の危険な傲慢さを見て書かずにいられない。 なので、僕の集めた情報は古く、訪問者には既知ばかりかもしれない。 まだしばらくは休みます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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