雑穀マッシュタン♪

スコッチも、最近瓶のデザインや味が変わってきていますね。ハイランドパーク、グレンフィディック、グレンモーレンジなどなど・・・モーレンジは、ヴィンテージ表記を小さくして個性的な名前をつけています。ここのあたりは、アードベッグを見習ったのでしょうか・・・

さて、そんな中今回は「グレンフィディック12年」の新旧呑みくらべをしてみました。写真左が新、右が旧ボトルです。






大きく変わっている点は、旧はスクリューキャップであるのに対し、新はコルク栓になっている所。最初ひねってしまいました（笑）。

大きな意味では特徴は変わっていませんが、微妙な差異が見受けられましたのでご紹介します。



色：新の方が透明度が高くゴールドに近いが、大差はない。

香り：新は樽由来の木の香りが、旧は洋梨の香りが強い。新の方がアルコール臭とゴム臭が少々強い。
加水すると旧の方がライトで、洋梨の香りがたつ。

味：新－おとなしい、レモン、洋梨。ほんの少しだけスモーク。加水した場合、ライトな喉越しで飲みやすさなら新に軍配。ただし細かな焦げ臭さが気になる。

　　旧－新に比べて少し酸味がある。舌にのせた時、新よりクールに感じた。

アフター：新－驚くほど早く引く。舌に樽の味が残るので、好みの分かれる所。
　　　　　旧－新よりも長いがスっと引く。胃からの戻り少々あり。


特徴を一言で表すならば、旧は《溌剌》、新は《調和》でしょうか。新の方は、少々オールラウンダーを狙った観があります。


どちらも美味しいので、今のうちに呑み比べも面白いですよ。旧ボトルも、今ならまだ手に入るかと思います。



（新）グレンフィディック　12年スペシャルリザーヴ　700ml　40度（Glenfiddich　12YO　Special　Reserve）


（旧）グレンフィディック12年　スペシャルリザーブ　正規　40度　700ml　【箱入り】