五郎のイギリス日記。

２月22日（水）

みんなトリノオリンピックに夢中かな。日本はなかなかメダルが取れないね。
政府の選手に対する支援が万全ではなかったのでしょう。根本から考えないなおさないと
だめなのかもしれないね。

女子のカーリングチームはすごかったね。これも今後全国でブームになるやもしれないね。
あのスコットランドンド初のゲームが。。日本でブームになる。すごいね。

テレビを見てる親のなかで、我が子もスポーツ選手に育てようなんて思ってる家庭って
毎日賑やかだろうね。子供の食事。。スポーツ番組の録画。。分析。。

イチローや大リーグの松井選手みたいになったらいいなと思ったら、
子供の足の裏を毎晩、お父さんかお母さんがモミモミしてあげるのがよいのでしょう。
大スターの親が毎晩もみもみしてるってのは驚くべき共通点。
しかも、それは７歳までそれをやっていたかどうかで決まるとか。


トリノでも緊張してしまってふだんの実力を出せなかった人もいっぱいいたのでしょう。
本当に残念ですね。きっと本人が一番つらかったでしょう。

僕のスポーツ歴は。。
卓球が半年。剣道が３ヶ月。
バレーボールが５年。
沖縄の少林寺空手が１年。
その後はゴルフに夢中。ロンドン時代は３００ヤード飛ばしていたね。



スポーツの教訓：


中学時代の女子バレーの監督が言った言葉で残っていることが二つ。
（夏はいつも隣のコートでやっていたので。。監督がたまに交代した）

1)野球の100本ノックのように、バレーボールのボールを俺に向かって投げつける。
　ふらふらになって右に、左に、前に、後ろに。。もう限界だ、倒れそう。。と思ったとき、
　満州帰りの監督から罵声が届く。。

　「バカヤロー、そんなとこであきらめるな！　おまえ。今うまくなっているんだぞー！」
　
　もう地面に倒れ込もうと思った瞬間だった。。「え？　俺今うまくなっている？
　そうなんだ。。俺今うまくなったいるんだ！」

　で、だまされ。。最後のボール突撃、飛びこんでいった。　
　不思議と。。それまでの地獄の特訓での限界まで走りまくっていたことが
　ふっきれて、最後のエネルギーが突如わき出したのには自分でもびっくりした。
　　

2)「練習は試合のごとく、試合は練習のごとく。」

　これはなかなかいい言葉だね。試合で落ち着かせる効果がとてもある。
　練習は毎日試合のつもりで、真剣にやれ！これもまた大正解ですね。



もう一つは高校時代のバレー部の先輩のキャプテン。。
理工系の秀才で顔が真っ白。。まるで白い粉の洗剤を顔につけているような人だった。

「今日はうさび跳び、一週だ。休んでもいいから、最後までやりとげてここに
戻ってこい。」なんて言われて。。後輩はいっせいに。。しぶしぶ。。
ウサギ跳びを始める。。最初の１００ｍは何とかなる。。
このころの僕の腿の筋肉はすごかった。短パンなてしゃがむとすぐ破けちゃった。
汗だく、くたくたになって出発点にもどってきた。

で先輩は俺たちに聞いた。。

「おい、君たち。。体のどこが痛い？か言ってみな」

Aくん「腰です」
先輩「じゃ腰が強くなったんだ」
Bくん「足首です」
先輩「じゃ君は足首が鍛えられたんだ。」
Cくん「太ももが痛い」
先輩「じゃ君は太ももが強くなったんだ。」


これってとてもロジカルね。。すごいと思った。。

どんなことにでも使える表現。


大学で、、そしてサラリーマン時代。
この話を後輩にしたら。。

「先輩。。セックスでもですかね？」と馬鹿な質問をした後輩がいた。

「そうだ！　痛いと思ったとこが鍛えられたとこじゃん！」

と言ったものの、あんなもん鍛えようがなかろうに。。

ええ？　何の話。？


オリンピックが終わってメダルの取れなかった選手だらけだけど、
いやがらせの電話、手紙。。メール。。絶対やめてほしいね。

どんな選手も一生懸命がんばったのだから、
暖かくみんなを迎えてあげたいね。
すばらしい演技やプレーにやはり、ありがとうの拍手ですね。


五郎。