カテゴリ:読書
イソップに関しては、嫌悪感を露にしてますね。
このゾッとするようなエゴチズムが、小学生の教室で美しい女の先生の口から語られ、全国中に無数のイソップっ子が出来上がってゆくとき、世の中はますますアパシー (無感動) におかされてゆくことになるだろう。 と書いておきながら、 私はあらゆる処世術がきらいだが、とりわけイヌだのヒツジだのの名を借りて奴隷のモラルを説くイソップ物語は古本屋に叩き売りたい。 というのは、矛盾してませんかー? 古本屋に売るという事は、それを誰かが買って読む事を前提にしているのですから、人に広めたくないのであれば、捨てるか燃やすか、そのまま自分が持っているべきなんじゃないでしょうか。(ちと魔邪的ツッコミ?) シェークスピアの『ベニスの商人』のユダヤ人差別には、私も苦笑しちゃいましたが、もし、この時代にシェークスピアと同じ環境にいたら、自分だってわかんないじゃないっすか。 ゲーテの『若きウェルテルの悩み』には、実は私も、これ読んだ時に「バカじゃなかろうか」と思ったのです。なので結構同意しちゃいましたが、寺山修司のように、それでゲーテが嫌いになったりはしませんでした。 この小説からの判断で、ゲーテの人格批判までするのは、いかがなもんでしょうか。 そして、北島三郎の『博多の女』という詩を例にとり、 人を愛する自由は、人間が獲得しうるもっとも基本的自由であって、何びとからも制約されるべき筋のものではない。「あの女はおれのものだから、どうか好きにならないでくれ」という仁義は、女を人間としてではなく、身のまわり品か愛玩物として考えることになるだろう。 と書いておきながら、 ひとの妻とも知らないで博多に来たなら、ひとの妻だと知ったときからこそ物語は始められるべきで、「あきらめて」「面影を抱いて」帰ってゆくのでは、パテント登録におくれた中小企業の商標メーカーとかわるところがない。 というのも、矛盾してると思うんですが…。最初の論理からいくと「諦める」べきなんじゃないっすか? ・・・とマイクをたたきつけながら <その4> へとつづきます。 こちらをクリックよろしくね~ ! 英雄伝改版 夏の福袋の祭典2005 サマージャンボ福袋オークション 7月23日23:55 まで 総決算 ! 夏のジャンボ売り尽くし 2005年夏 ! 楽天市場の「安い ! 」がココに集結 7/25 10:00まで。 花火オークション 7月27日23:55 まで 温泉行きたいぞよ。 ひとやすみひとやすみ。 リラックスチェア Vol.9 【送料無料】半期に1度の福袋♪ぜ~んぶシルク100%のカットソーが3枚入でなんと!11800円 これ、まぢイイです~。暖かくて暑くない。ふんわりな肌触り~♪ オーガニックコットンは、はっきし言ってシルクより優秀です。 素肌のマフラー【グリーン】◆純オーガニックコットン100%の衣類・寝具・タオル&バス用品・ベ... ターコイズのヘアアクセが続々登場~♪ タイムセールチェックしてねん。 +++人気blogランキングへ+++ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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>・・・とマイクをたたきつけながら <その4> へとつづきます。
ここ爆笑! 勢いがありますね~ ますます噛み付いてください。おもろいです。 (July 23, 2005 01:09:29 AM)
とこみんさん
お~良かった~。 明日の<その4>で最終回です~。 なんか文句の方がおもしろかったりしますよね。(笑) 寺山も私も毒吐きまくりって感じだったりして。 (July 23, 2005 02:43:09 AM)
「イソップおじさんは、うそつきだ。イソップおじさんは、うそつきだ。」ですよね?かなり強烈に覚えているフレーズです。人生を軽蔑するものは、軽蔑に値するような人生しか生きられない、という。
当時は、名作と呼ばれるものに「かみついてみせる」こと自体が、パフォーマンスとして目新しかったのかもしれませんね。権威が権威として機能していた時代だったのかなぁ、なんて。 明日も楽しみに読ませていただきますね! (July 23, 2005 02:50:15 AM)
サリィ斉藤さん
>人生を軽蔑するものは、軽蔑に値するような人生しか生きられない、という。 こーゆー所はうまいんですよね~、寺山は。フレーズ使いとゆーか。 >当時は、名作と呼ばれるものに「かみついてみせる」こと自体が、パフォーマンスとして目新しかったのかもしれませんね。 これ言えてるかも~。読んでてそんな感じがします。時代が書かせた本なのかもしれません。 (July 23, 2005 10:03:35 AM)
「福笑い」という絶滅しそうな(絶滅したかな?)正月の遊びがありますが、寺山という人の文章は、パーツはキラキラ輝いているのですね。ところが集めてみると・・あら、不思議!論理もクソもないのであります。
寺山に、「論理がないよ、あんたの文は」と迫るのは、魚屋に行って、「林檎とバナナねー」というようなもんだな・・と、彼の本を読んで思いました。 面白い人で、「天性の嘘つき」と評する人もいますが。なにせ自分の履歴までウソついたという人ですから。 (July 23, 2005 10:52:50 AM)
まろ0301さん
> 「福笑い」という絶滅しそうな(絶滅したかな?)正月の遊びがありますが、寺山という人の文章は、パーツはキラキラ輝いているのですね。ところが集めてみると・・あら、不思議!論理もクソもないのであります。 そうそう ! まさに、その通り ! なんかもやもやしていたのがスッキリしました。そうなんですよね。 「福笑い」、そーいやぜんぜん目にしなくなりましたね。絶滅したんでしょか。 > 面白い人で、「天性の嘘つき」と評する人もいますが。なにせ自分の履歴までウソついたという人ですから。 へ~。知らんかったです。詳細を是非~。そーいや母は「あんまし好きじゃない」とゆーてて、パクリだったか何かあったよーな事を言ってたよーな。 ところで、まろさん、今日の「美の巨人たち」では日本の美人画やりまっせ。でもこれって全国ネット?そちらでもやってますでしょうか。テレビ東京なので。 (July 23, 2005 11:34:41 AM) |
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