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テーマ:アニメあれこれ(26117)
カテゴリ:咎狗の血
ヒロイック・エイジの第19話を見ました。
第19話 星系間侵攻 『圧倒的なタウロンでの勝利、風は我が方へ吹いている。この勢いに乗り、これより我らは銀の種族の母星コドモスを含む星系アルタに向かう。各艦隊は星系全域のターミナルプラネットに進軍、虱潰しにその制圧を行う』 連合艦隊は惑星コドモスが存在する星系アルタを侵略するための作戦を立案・実行していた。 その頃、アズ・アゾート艦隊は既に先陣として露払いを任されていた。 ターミナル・プラネットへ向かう途中のアルゴノートには評議会及び連合艦隊司令部の要請として、惑星コドモスへスターウェーを外れて攻め込み、敵の背後を突くという奇襲命令が下る。 「卑劣な。アルゴノートが成し遂げた功績を逆手にとって、敢えて無謀な指令を」 「それだけ我々を恐れているということだ。この船と姫様を中心に艦隊が結束することをな」 受け入れる必要はないと言う乗組員達だが、ディアネイラはその方が犠牲も減らせるので自分達にしか出来ない事としてこれを受け入れ進路を変更する。 「エイジ、あなたにまた辛い戦いをお願いしなければなりません」 「大丈夫、イオラオスがいるし」 「非力ながらできる限りの援護はしよう。互いに力を…」 「迷子になったら連れて帰って」 「私はお前の保護者か」 「メヒタカは?」 「僕もこの船にいていいですか?なるべく戦いたくないし、銀の種族の事もあなた方の役に立つようなことは何も知らないけれど、あなた方が負ければ僕の種族も滅ぼされるかもしれない」 「私の名においてポレ族の英雄の望む通りにいたしましょう」 「では直ちに出発の準備を整えましょう。この艦でなければ出来ぬ事だ。評議会と司令部に我々の力を見せ付けてやるとしよう」 アルゴノートは間もなく敵の生存圏域に入ると、モビードはニルバールに連絡していた。 イオラオスは負傷者のお見舞いにやってきていた。 「皆、回復が早い。礼を言う、アネーシャ」 「それ程酷い負傷者はいなかったわ。治癒も私一人の力じゃないし」 「この先の戦いではお前のその力がなくてはならぬものになる」 「だからといって、無茶な事はしないで欲しいわ。私の力が及ばない場合だってあるのよ。約束忘れてないわよね?」 「騎士に二言はない」 「信じておくわ」 エイジはトマト畑を見て嬉しそうです。 「僕の種族がどうなるか、エイジは知ってる?」 「うん、知らない。でもお父さん達が言ってた。皆で見つけないと未来に行けないって。メヒタカも、メヒタカのお父さんもお母さんも皆で」 《銀の種族の母星コドモスの獲得、12の契約の一つがまた実現しようとしている。契約を通して黄金の種族がどのような真意を伝えようとしたのか。共にノドスの契約を持つ銀の種族の事も多くを知らないままにこれほどの戦いが始まってしまった…。知りたい、あなたが信じる未来を。エイジ…》 ロム・ローは何故、黄金の種族が自分達を導くことを止めたのかと考えていた感情が、プロメに委ねられる。 「5人目のノドスの獲得に破れ、惑星オロンへの道を失い、そして最後の黄金の種族も彼の目の前で去った。彼もまた向き合おうとはしない」 「何にでしょうか?プロメ様」 「黄金の種族が去り、彼らの代わりにならねばならないことへの不安、恐れ、それが鉄の種族を滅ぼそうとする意思の源だということに」 「やはり鉄の種族はこの星を目指すのでしょうか?」 「おそらくは。私達の種族が誕生した星であるが故にロム・ローはユティを遣わし、この星ごと彼らを滅ぼそうとするかもしれません」 「このコドモスを?」 「種族の発祥の地に我々は重きを置きません。鉄の種族と、或いは黄金の種族とも違って。黄金の種族の力を手に入れられるのは鉄の種族なのではないかという考えが私の中で大きくなっている」 「ですが、私の契約では銀の種族が手に入れると定められています」 「1つ、銀の種族に従う限りその種族は繁栄する。1つ、銀の種族と敵対する者とはノドスとして戦わねばならない。1つ、銀の種族のノドスが命を危機を迎えた時、これを救わねばならない。1つ、黄金の種族の力を見出した時、銀の種族に伝えねばならない。1つ、黄金の種族の力が失われようとした時、それを守らねばならない。あなたに与えられた5つの契約は私が種族の願いを元に定めたもの。未来を意味するとは限りません」 「ですが、契約の数を定めたのは黄金の種族。彼らは未来を、プロメ様の御意思を知っていたのではないでしょうか?」 「ならば鉄の種族の意思も知っていたでしょう。彼らも黄金の種族の力を手に入れることをノドスの契約に定めているとしたら…」 「そのようなことがあるのでしょうか?」 「ロム・ローが定めたカルキノスの契約にも銀の種族が黄金の種族の力を手に入れた時、苦役から解放されるとあります。そして、彼が定めたユティの契約に銀の種族以外の者が黄金の種族の力を手に入れた場合、その力を命に代えても破壊せねばならないとも」 「何故、黄金の種族は互いに矛盾した契約が定められる可能性を私達に残したのでしょうか?」 「全ての契約が実現するのかすら私達には分からない。レクティ、時の申し子よ。鉄の種族との戦いがあなたに契約の真意を明らかにすることを祈っています。行きなさい、これ以上ロム・ロー達と離れれば一度で飛べなくなるでしょう」 ユティがメヒタカのことをカルキノスに聞いているところにレクティが戻ってきました。 「メヒタカは本当に死んだのか?」 「生きていようといまいとメヒタカは力尽きて敗北した。契約は彼の解放を示している」 「私の命を守るという最後の契約が残っている。もし、メヒタカが生きていてその契約から逃れようというのなら我々は奴の種族を滅ぼすだろう」 「銀の種族と敵対する者とは死をとして戦わねばならない、カルキノスの契約の一つだ。その実現も望むのか?」 「ノドスの契約は銀の種族がこの宇宙を統治するためのもの。実現すべき事は唯一つ、銀の種族が彼らに等しい偉大な存在になることだ」 「俺もそう理解している。お前を守ることは俺の契約にもある。メヒタカがいなくとも俺がその働きを全うしよう」 「何の慰めにもならんな。戦うのは私だ。お前が戦う必要などない」 連合艦隊は星系全域のターミナルプラネットを掌中に治めるべく進軍中で、順調に成果を挙げつつあると報告を受けるモビードは順調すぎると考えていた。 『偵察部隊準備できました』 「どこから敵が現れるか分からん、慎重に行け」 イオラオス達は偵察に出かけていく。 だが、ディアネイラは銀の種族の存在を感じることができず、イオラオス達も敵の気配を感じていなかった。 罠ということも考えられるのでモビードは油断しないように言います。 イオラオスは食糧倉庫で生物反応を確認するが、この星の種族以外もぬけの殻だった。 『武器や防具の痕跡もなく、あるのは食料や医薬品のみ。おそらく、彼らへの施しでしょう』 「ターミナルプラネットさえ防衛部隊がいない…」 モビードは会議でニルバールに艦隊再編の合図を出すように言うと、非常事態ではないと言う意見が出るも、この事態が非常事態だと言います。 相手の文明を全く理解しないままに戦いを挑んだので、もし生存圏域という概念がなかったらと、散り散りになったとしても高度なテレパシー能力があったとしたらと言うモビード。 「空っぽの巣へ攻め込んだ我々へ逆に奴らが全方位から攻めてくるぞ」 《やはりスターウェーを外れる力を持つ者は鉄の種族の中でもごく僅か…いや、ただ1人なのかもしれない。そのたった1人を守護するために黄金の種族は鉄の種族に5人目のノドスを与えたのだとしたら…。黄金の種族はその者に彼らの力を見つけさせようというのか》 そう考えるプロメだが、ロム・ローはその考えは意味を持たないと言う。 ディアネイラは銀の種族にコンタクトを取って彼らにあり方を問うてみると言う。 ターミナルプラネットを7つ掌握した連合艦隊の前に現れる銀の種族や青銅の種族達はターミナルプラネットを通過せずにやって来た。 青銅の種族達の攻撃を受ける連合艦隊は退路も塞がれてしまう。 ニルバールは艦隊再編の合図を受ける。 パエトーの前に現れるディアネイラは何故一人で自分達を追い続けてくるのか尋ねます。 「あなたはどこに属する存在なのですか?」 「止めろ…」 「あなた以外の多くの心を感じます。あなた方は常に精神の一部を共有しているのですか?」 アルゴノートの甲板にいるエイジとメヒタカはパエトーが攻撃してくるので応戦するが、ユティが遂にケルビウスの力を発動させる。 次回、「暗黒のノドス」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 15, 2007 10:02:26 AM
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