結界師の第42話を見ました。
第42話 夜行の面々
『黒芒への同行を断られた良守は結界師としての腕を上げるべく、独自の特訓を始めた。だが、その矢先、謎の集団が良守達を取り囲む』
「良守、手分けして行くよ」
「……」
「良守!!」
《目に映るものだけに囚われるな。感じるんだ、感じ取るんだ。受け入れろ、あるがままに全てを》
特訓によってスピード、精度をアップさせた
良守は飛び回る影を次々に包囲し、一気に滅却しようとするが、何者かに阻止される。
「そこまでだ、良守。よぉ、反応は良くなったが、相変わらず思慮が足りないな」
「正守さん!?」
「兄貴!?」
そこに現れたのはムカデに乗った
正守。
謎の集団の正体は
正守率いる夜行の面々だった。
「まだ他の仕事いくつか抱えてんだけどさ、黒芒楼のこともあるし、これからは夜行の本拠地をこっちに移して活動することにしたんだ」
「ちょっと待てよ」
「そんなわけで、まとめてお世話になるんで」
「「「「「「「「「よろしく!!」」」」」」」」」
良守が学校から帰宅すると、修史のおやつがあると言われて部屋に入ると、夜行の面々の男性陣が墨村家にいた。
良守は個性的な夜行メンバーとの共同生活に戸惑い、自分のペースを崩されてしまう。
一方、雪村家では夜行の女性陣と子ども達が世話になっていた。
羽鳥らは世話になる礼として大掃除を手伝い、静江は上機嫌になる。
時音は
亜十羅がいない事に気付き、
羽鳥に居場所を訊ねる。
「あぁ、花島は志々尾のいたアパートを拠点に…」
「限君の…」
良守は気分転換に庭へ出るが、既に轟、巻緒、武光らが体を動かしていた。
良守は夜行メンバーの能力を目の当たりにして驚く。
良守は道場へ移動するが、そこでは黄道らが瞑想をしており、居場所のない
良守は夜行が家にいる期間を
正守に質問する。
「何だ、喧嘩でもしたのか?」
「してねえよ」
「なら問題ないだろ」
「いや、だから…そんなこと言ってるんじゃねえんだよ。俺はただ…」
「何か面白くないってことか?」
「…!?」
「お前、1人で黒芒楼から烏森の地を守り切れると?」
「うるせえ!!そんなこと言ってねえ!!」
「待て、良守。今や黒芒楼はお前1人の敵じゃなくなった」
「分かってるよ!!」
夜、調子が狂いっぱなしの
良守はまだ寝ていた
斑尾を起こし、烏森学園の警護に向かう。
だが、烏森学園には既に夜行の面々、戸惑った表情の
時音、白尾の姿があった。
箱田、巻緒は夜行メンバーが警護と実戦訓練を兼ねて順番に学園に来る事になったと良守に説明する。
正守の命令らしく、武光は補佐役として
良守らを援護する事を強調する。
良守はすっかりペースを崩され、ふて腐れていた。
「ちょっと、いい加減にしたら?」
「よっしぃ、パワーハラスメントはいけないぜ」
「ぱ、パワパラ…?ったく日本犬なら横文字使うな、平仮名使え」
「あんたね、夜行の人達は私達の補佐で来てんのよ」
「分かってるよ。あの連中は味方なんだろうし、協力はずっと必要だと思ってきたし、人手がいるのも分かってた。けど、烏森を守るのが俺達の仕事だろ!!勝手にズカズカ入ってこられるとやりづらいんだよ!!」
「そりゃ私達、チームで動くことに慣れてないけど…限くんがいない今じゃ、私達だけで烏森を守るのは無理よ」
「そういえば、あの妖混じりの子が最初に来た時も、あんた、似たようなこと言ってたね。――<色々あったけど、あの子とも上手くやれたじゃないか。今度だって同じだろ?すぐ慣れるよ」
「あいつとは…」
「……」
その時、烏森学園に妖の龍蜂が出現し、
時音は夜行メンバーと協力して戦う事にする。
そこに秀、
閃、大がやってくる。
3人は
良守の実力を確かめに来たのだ。
良守は自分の実力を夜行の面々に見せつけようとするが、
時音、巻緒、武光、轟に龍蜂を倒されてしまう。
「凄いや、みんな一撃だよ」
《アイツ、あれでも正統継承者かよ!?》
後日、
良守は
限のアパート前を通り、
亜十羅に声をかけられる。
「こうやって話すのも久しぶりよね。あの時のテスト以来だな。そういえば、ケーキは?新作はできた?」
「いえ、ケーキは…。今は作っていません」
「えぇ、何で!?すっごく美味しかったのに。――で、何?」
「あの…すいませんでした!!」
「はぁ!?」
「俺にもっと力があれば志々尾は…」
「馬鹿ね。限が死んだのは良守くんのせいじゃないでしょ」
「でも、俺…」
「私はね、良守くん。寧ろ、あなたが羨ましい。だって…あの子、最期に笑ったんでしょ?私には一度もそんな顔見せてくれなかった。私も見たかったな、限の笑った顔」
良守は
亜十羅との会話で何かが吹っ切れる。
《志々尾、俺、もう悩まねえ》
アパートを出た
良守は尾行されている事に気付く。
「何か用?」
良守を尾行していたのは秀、
閃、大の3人だった…。
次回、「暗雲の再来」
結界師 DVDvol.12