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カテゴリ:オーケストラ
交響曲はオケのコンサートのメインディッシュになることが多く、やはり非常に魅力的だ。私はオケで演奏するようになるまで、交響曲などまともに聴いたことはなかったのだが、ずっと取り組んでいるとその魅力にはまっていき、今はどっぷりだ。
そんな中、たまたまなぜか大学の書店で見つけてしまった本。田村和紀夫『交響曲入門』(講談社選書メチエ)なのだが、これは交響曲前史に始まりハイドンからマーラーに至るまで、その歴史を紐解き、どのように交響曲が発展していったのか、何がその時代の「新しいもの」であり、なぜそれが以前のものに付け加えられていったのかを、楽譜を交えて解説してある。 楽譜を読む知識は必要だが、最低限でよい。むしろ、この本の面白さは実際にCDを聴き、さらにスコアを眺めてみることによって何倍にもなる。それぞれの作品を深く味わうにはとてもいいと思う。外国語を通訳を通してではなく、自分でじかに聴き取っていく楽しさがわかる本だと思う。 ただ、外国語を学び、使っていこうとすることのハードルが高いというのと、同じような問題に直面してしまうかもしれないが、食わず嫌いではなく、まずは食べてみることがおすすめだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ご無沙汰しております。
面白そうですね。一般の書店でも売ってるかしら。 子どもが出来以来オケから遠ざかっていますが、その間こういう本を読んで勉強するのも良いですね。 (Jun 11, 2011 09:46:30 PM)
kaisa21さん
ご無沙汰しております。震災後、更新が滞りがちになっていますが、ぼちぼち元気でやってます。 本は一般の書店で売っています(少し大きいところなら間違いないでしょう)。なかなかマニア心をくすぐりますよ~。 (Jun 11, 2011 10:54:29 PM) |
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