テーマ:本のある暮らし(3216)
カテゴリ:読書
この本は、2000年11月に発行されました。
著者は、1948年生まれの方なので、執筆時の年齢は52歳位になります。 この本の系譜は、福沢諭吉の『学問のすすめ』にあるようですが、これは、『知的熟年ライフの作り方』の冒頭に章を設けているので、ほぼ間違いないと思います。 私の独断では、『知的生活の方法』(渡部昇一)も影響を与えているのではないかと思います。 最も、私の記憶では、『知的生活の方法』は若い年齢層を対象にして書かれていたように思います。 これに対して、今回読んだ『知的熟年ライフの作り方』は、タイトルどおり、熟年を対象にして書かれています。 ところで、この「熟年」という言葉ですが、この言葉は最近になってよく聞かれます。 正確には熟年とはどういう年齢層をさすのかと思い、調べましたが、結局わからずじまい。 何となくわかるのは、40~50代の年齢層を熟年と通称しているらしい、ということ。 もし、詳しく御存知の方がいましたら、ご教示願いたいものです。 以下に、【この本からの引用】と【上記の感想】という形で、1点書いてみます。 【この本からの引用】 世界の昆虫学者の大きな関心であるヒマラヤのなぞのチョウ、テングアゲハの幼生期解明に、横浜市港北区篠原北のチョウ研究家、五十嵐邁さん(61)が成功した。 アゲハチョウの進化をたどるカギとなるこのチョウへの挑戦を思い立ったのが昭和37年。 以来四半世紀、サラリーマン生活の中で自ら8回、協力者の派遣を含めると計14回も生息地に通った執念がついに実った。 【上記の感想】 上記は、1986年8月19日の朝日新聞の記事であるそうです。 蝶の研究をライフワークとされていた五十嵐邁さんが、四半世紀という歳月をかけて、サラリーマン生活を続けながら、テングアゲハの幼生期を解明したとのこと。 こういう話を聞くと、誰しも勇気付けられるものと思います。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/08/27 06:03:58 PM
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